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マルタの公証人、政治家 (1952-)。同国の第11代大統領 (2024-) ウィキペディアから
ミリアム・スピテリ・デボノ(英: Myriam Spiteri Debono もしくは Miriam Spiteri Debono、1952年10月25日[1] - )は、マルタの政治家。第11代大統領(2024年 - )。
ゴゾ島出身の女性としては史上初の大統領である。1996年から1998年には、女性として初めて代議院(国会)議長を務めた[2][3][4]。
ゴゾ島のヴィクトリア(ラバト)に、ミリアム・ザミットとして生まれる[5]。ゴゾ島の公立校を経てマルタ大学で英文学と言語学を専攻し、1973年に卒業した[6]。あわせて法律も学び、1980年に公証人資格を得た[7][6]。
総選挙にマルタ労働党から5回(1981年、1987年、1992年、1996年、2003年)立候補したが、1度も当選することはなかった[8]。しかし、1982年に労働党の全国委員に選出され[6]、1993年から1996年には党の女性部長を務めた[9][10]。
1996年9月、首相のアルフレッド・サントから女性として初めて代議院(国会)議長に指名され、1998年10月まで在任した[4][11]。
2024年3月21日、次期大統領の最有力候補にスピテリ・デボノが浮上しているとの報道がなされた[12][13]。その翌週には首相府と野党の指導者が、そのことを裏付ける声明を共同で発した[14]。3月27日に代議院で、満場一致でスピテリ・デボノが大統領に選出された。大統領の選出に国会の3分の2以上の賛成を必要とする憲法改正が2020年に行われて以降、実際に大統領が選出されたのはこれが初めてであった[7] 。大統領就任式は4月4日に執り行われた[15]。
アガサ・バーバラとマリールイーズ・コレイロ・プレカに次ぐ史上3人目の女性大統領であり[16]、ゴゾ島出身者としてもアントン・ブティジェッジとチェンスー・タボーネに次ぐ史上3人目の大統領である[7] 。
首相に指名された際、スピテリ・デボノは自らがテクノフォビアであり、いまだに携帯電話は折り畳み式であること、メールはアシスタントに口述筆記してもらっていること、アドレスは夫のものを使っていることなどを明らかにした[17]。
成人して以降の大部分をビルキルカラで過ごしてきた[10]。公証人の夫アンソニー・スピテリ・デボノとのあいだにイレーナ、ジョージ、マリア・クリスティーナの3子がおり、さらにアレクサンドラ、ポール、ポッパ、ベッペの4人の孫もいる[18] 。
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