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イタリアのスープ ウィキペディアから
ミネストローネ (minestrone) は、イタリアの野菜スープである。
イタリアでは、使う野菜も季節や地方によって様々であり、決まったレシピはなく、田舎の家庭料理といった趣である。コロンブスによってトマトが持ち込まれるまでは、トマトを入れていなかった。材料にはタマネギ、ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、セロリ、ズッキーニ、さやいんげんなどが用いられる。ベーコン、パスタ(フジッリやカペッリーニを短く折ったもの)や米を入れることも多い。また地域によって大きく異なる料理であり、すりおろしたパルメザンチーズが加えられたり、南米ではレンズ豆やエンドウ豆などが入ることがある。
「ミネストローネ」とは、現代のイタリア語で汁物料理を意味する「ミネストラ」minestra に指大辞(程度の大きさを示す単語の変化形)である-one を付けた形の語。minestra の語源はラテン語の ministrare (給仕する、の意)[1][2]であり、日本語で言うところ「まかない(賄い)」といった意味である。なおスープ(soup)の語源は後期ラテン語のsuppa(浸されたパン、sopped bread)[3]。
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