マヨン山
フィリピンの山 ウィキペディアから
フィリピンの山 ウィキペディアから
マヨン山(マヨンさん、英語: Mayon Volcano)は、フィリピン共和国のルソン島南部、ビコル地方アルバイ州に位置する火山である。一帯はマヨン山国立公園に指定されている。
環太平洋造山帯に存在する火山の1つである。山名の「マヨン」は、ビコル地方の言葉で「美しい」という意味を持つ「マガヨン」に由来すると言われており、非常に整った円錐形の成層火山である。これは山頂からの噴火が多く、山腹からの噴火が少ないためである。この形状のため、かつて日系人移民は「ルソン富士」と呼んでいた。
ただ、過去に何度も噴火によって死傷者を出してきたため、ハザードマップが作成され、火砕流などの恐れが想定される場所は土地の利用規制が行われている。しかし、現地は貧しく、危険地帯として指定された場所ですら、耕作せざるを得ない状況が存在する。
山体はレガスピ市などの複数の基礎自治体に跨る。このレガスピ市と千葉県銚子市は姉妹都市であり、銚子市の犬吠埼近くに立つ「日比友愛の碑」はマヨン山の方向に向けて建てられている。
マヨン山はヒトが記録を残し始めた以前から活動を続けてきた火山である。なお、17世紀から21世紀初頭までの400年に、50回の噴火が観測された。記録に残る最も破壊的な噴火は、1814年2月1日に起こった。マヨン山から10 kmのカグサワと言う街を、火山噴出物が埋めて1200人以上の死者を出した。当時の街が有った場所に、21世紀初頭においては教会の鐘楼しか残っていない。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.