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エクアドルの都市 ウィキペディアから
プーヨは、エクアドルのアマゾン(熱帯雨林)地帯に位置する 都市のひとつ。エクアドルの最大の県であるパスタサ県の県都であり、県内最大かつ最も人口の多い都市。山岳地帯東部の山腹に位置し、標高は約930 メートルで、年間を通して平均気温は20°C前後。
2010年の国勢調査では、人口は33,557人で、国内で43番目に人口の多い都市。アマゾン地帯では3番目に人口が多く、ヌエバ・ロハとプエルト・フランシスコ・デ・オレジャナに続く。プーヨは近くに別の集落もあり、50,000人以上の住民が住んでおり、それを踏まえてもアマゾン地帯の都市の中では3番目の人口の多さを誇る。
1899年 5月12日に設立され、20世紀半ば以降から好立地により、複数の国内中心都市へのアクセスが改善され、人口増加が加速。エクアドルのアマゾン地帯の主要都市のひとつとなった。現在はアマゾン地帯の最も重要な行政、経済、金融、商業の中心地のひとつである。主な産業は、商業、観光、農業。
プーヨという名前は、プーヨ川のほとりに位置していることが由来。霧を意味するキチュワ族の言葉「puyu」から来ている。アマゾン地帯に位置しているため、ほぼ毎日雨が降る。曇り、湿度が高い日が多い。
1671年、バレンティン・アマヤ神父が、ピンド・グランデ川の隣に峡谷の町を設立。植民地時代は、バーニョスとカネロスの間にある宣教師、商人などの憩いの場所だった。先住民族の絶え間ない攻撃により人を寄せ付けなくなり、19世紀初頭にその町は放棄された。
1861年5月29日、すでに独立したエクアドルで、領土分割に関する第一法を発表し、15の県に国を分割した。それ以来、アマゾン地帯は「オリエンテ」という名前で識別された。しかし、多くのアマゾンの管轄区域はまだ山岳地帯の県の一部とされていた。
アマゾン地帯は、ナポ郡とカネロス郡で構成されていました。カネロス郡には、カネロス、サラヤク、リキーノ、アンドアス、先住民族のサパラとヒバラの町が含まれていた。
1897年4月14日、エロイ・アルファロ大統領によって認可された国民議会の法律により、「オリエンテ」というアマゾン地帯の名称が作成された。これにより、1899年に同大統領が「オリエンテの特別法」を制定し、地域に優遇措置を与えた。しかし、いくつかの町・集落は山岳地帯の郡に属し続けた。このとき、カネロス郡は山岳地帯のトゥングラワ県に属していた。現在のパスタサ県の起源はカネロス郡にあるが、山岳地帯に属していたため1775年以来はパスタサの不誠実な集落だと呼ばれることもあった。
プーヨという町は、1899年5月12日に設立された。最初の数年間は主に先住民族が住んでおり、メスティーソ(先住民族と白人の混血)の商人などが、バーニョス~カネロス間の旅行で休憩として使用していた。[1]
1921年、オリエンテは政治的にナポ・パスタサ県とサンティアゴ・サモラ県に分割され、最初の本部はスクンビオス、ナポ、パスタサに置かれた。
1953年11月10日、オリエンテ特別法の新しい改革により、この地域は3つの県に分割され、ナポ・パスタさサ県は維持され、モロナ・サンティアゴとサモラ・チンチペ県が新しく作られた。その後、1959年10月22日に承認、同年11月10日のオリエンテ特別法の新しい改革により、テナを県都とするナポ県とパスタサ県が誕生した。
プーヨの地理的特徴として、エクアドルのアマゾン地帯の中心に位置していることだ。プーヨは、パスタサ県の西部、アンデス山脈東部に位置している。バニョスから車で約1時間。自然が豊かであるため、多種多様な生物が生息しており、観光面でも自然を活かしたアクティビティが豊富である。プーヨ内外でプーヨ川をはじめ、パンバイ川やピンド川が流れており、水の豊かさを誇る。
プーヨは熱帯モンスーン気候( ケッペン気候分類 )であり、年間を通して降水量が多いため、明確な乾季はなく、気温は15~32°C。年間平均気温は20°C。赤道地帯では夏や冬という概念がないため、乾季または雨季しか存在しない。
赤道に近いため、気候は一定。10月~5月が雨季となり、3月と4月は最も雨が多い。7月と8月は最も穏やかな時期だが、変わらず雨は降る。雨が降ると涼しいが、晴れた日の気温は高い。
プーヨの重要産業の1つである観光は、近年では常に変化している。プーヨの観光業は、自然の豊かさ・美しさ、先住民族の特徴を活かした異文化体験、美食、アドベンチャー、エコツーリズムに注力している。
プーヨの観光は各郡や他地域と深く関連している。パスタザ県全体の主な魅力は自然であり、豊富な生物多様性に恵まれている。このエリアでは、さまざまな滝を訪れたり、メルコチャ(サトウキビで作られた飴)をはじめとするご当地グルメを堪能したり、さまざまな民族工芸品と出会えたりする機会が多くある。
現在、プーヨはアマゾン地帯で3番目に人口の多い都市であり( ヌエバロハとプエルトデフランシスコデオレラナに次ぐ)、2010年の人口調査によると33,557人の住民がいる。
シェルというプーヨの隣街にある リオアマゾナス空港という小さな空港を使用。シェルはプーヨから約10キロの距離。空港は1937年にロイヤルダッチシェルによって設立、1948年に放棄。現在、国家によって管理されている。滑走路が小さいため小型のプライベートおよび商用飛行機のみ使用している。パスタザ県内のアマゾン奥地への移動などに使われている。
公共交通機関は住民にとって主要な交通手段である。プーヨはサンフランシスコというバス会社を中心に多くのバス会社が各方面にバスを走らせている。バスターミナル使用料として0.10USDが必要になる。未成年者、高齢者、障害者などに割引を適用しているバス会社もある。キトのキトゥンベターミナルまでは7USD、同じくキトのカルセレンまでは8USD、バーニョスまでは2.5USD、アンバトまでは3.5USDである。(2020年2月現在の料金、ターミナル使用料別途要)
市内は石畳のような箇所もあるが、ほとんどが舗装されている。
プーヨは、他のオリエンテ(アマゾン地帯)の県をはじめ、シエラ(山岳地帯)の主要都市、コスタ(海岸地帯)の主要都市など幅広いエリアに長距離バスが走っている。オリエンテ(テナ、マカス、コカ、サモラなど)、シエラ(キト、アンバト、リオバンバ、クエンカなど)、コスタ(グアヤキル、サント・ドミンゴ、エスメラルダス、マンタなど)
公教育は、国の他地域と同様に、348条の規定に従って大学 (第3レベル)まで無料であり、憲法の 356条および357条で批准されている。1年は9月に始まり、7月に終わる。
プーヨには、エクアドルのアマゾン地域で最初の高等教育機関であるアマゾン州立大学がある。2002年10月18日設立。
プーヨの、アマゾンという恵まれた環境と先住民族や移民の影響を受けた多彩な食文化を形成している。プーヨでは、アマゾンならではの料理を楽しむことができる。例えば、川や湖など水中の 栄養素の量が多いため、川魚のティラピアは定番の食材であり、世界最大級の大きさを誇る淡水魚・パイチェ(ピラルク)もプーヨ内のレストランで味わうことができる。
プーヨは、商業、観光、農業に基づいて幅広い経済活動を行っている。木材の売買をはじめ、バナナ、ユカイモ、サトウキビの販売、ティラピアの養殖、養鶏などが盛んに行われている。プーヨ内には、エクアドル全土に店舗を構えているチェーン店や個人経営の店・レストラン、少ないが世界規模で有名なブランドの店もある。
プーヨには、新聞、ラジオ、テレビ、電話、インターネット、郵便などのメディアがいくつかあり、一部の農村地域では、衛星電話とインターネットがある。
N. º | チャンネル | カバレッジ |
---|---|---|
2 | Amazon TV | 地方 |
4 | テレアマゾナス | 全国 |
5 | TCテレビ | 全国 |
6 | スーパーチャンネル | 地方 |
7 | エクアドルTV | 全国 |
8 | ソノビジョン | 地方 |
9 | テレビの範囲 | 全国 |
13 | エクアビサ | 全国 |
11 | RTS | 全国 |
13 | エクアビサ | 全国 |
23 | RTU | 全国 |
25 | UCSGテレビ | 全国 |
27 | シナモンTV | 全国 |
31 | Oromar Television | 全国 |
パスタサ県スポーツ連盟はパスタサ県全体のスポーツの統治機関。エクアドル内各県と同様に、最も人気のあるスポーツはサッカーボールである。現在パスタサのプロフットボール協会には4つのサッカーチームがあり、第2カテゴリーの地方選手権に参加している。また、プーヨはバスケットボールも盛んであり、街中にはいくつもコートが見られる。エクアドル独自のスポーツであるエクアボレー(サッカーボールでバレーボール)も人気上位のスポーツであり、ホテルやプールなど各娯楽施設には必ずと言っていいほどエクアボレーのコートが併設されている。
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