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ブルース・シャオユー・リウ（英語: Bruce Xiaoyu Liu、簡: 刘晓禹、繁: 劉曉禹、1997年5月8日 - ）は、中国系カナダ人のピアニスト。第18回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝者。
1997年5月8日、フランスのパリに生まれる[1]。中国人の両親は離婚し、4歳の時に芸術家の父親とカナダへ移住する[2][3]。
幼い頃趣味で一人で電子ピアノを弾いていた[4]。8歳の時にウォニー・ソンに習い始める[5][6]。2011年からモントリオール音楽院でリチャード・レイモンドに師事し、2018年に卒業した[2]。現在はモントリオール大学でダン・タイ・ソンに師事している[7]。
15歳の2012年、モントリオール交響楽団が開催するコンクール（OSM Competition）のピアノ部門でグランプリを受賞し、この頃からプロのピアニストを本格的に目指すようになった[2][8]。2015年、ヨーロッパ賞を受賞[9][注 1]。2016年、第6回仙台国際音楽コンクールのピアノ部門で第4位に入賞[10]。
2021年10月、第18回ショパン国際ピアノコンクールで優勝[1]。同コンクールでは史上初めてファツィオリのピアノを選択して優勝した[11]。コンクール後の11月には来日し、東京でNHK交響楽団と共演、リサイタルも行った[11]。また、コンクールでのライブ録音を収録したアルバムがドイツ・グラモフォンからリリースされることになった[12][13]。
出生名は「シャオユー・リウ（Xiaoyu Liu）」だが、2020年、ファーストネームに「ブルース（Bruce）」を付け加えた。リウは、「シャオユー」の発音は多くの人にとって困難だろうと考えたのと、ブルース・リーが好きだからとの理由でこれを付け足したのだという[3]。また、昔からブルース・リーに似ていると言われていたからだ、とも語っている[4]。ただ名前の表記は、Xiaoyu LiuやBruce Xiaoyu Liu、Bruce (Xiaoyu) Liu、Bruce Liuと様々であり、切実な問題を抱えている[3]。
尊敬しているピアニストは、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリとキース・ジャレット[2]。趣味は、カートレースと水泳、映画鑑賞、早指しチェス[3][11]。
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