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バチカンの国旗は黄と白の縦二色旗であり、旗尾側の白地中央に、国章に近い紋章を配した旗。長方形ではなく正方形。紋章は金と銀の鍵(聖ペテロに与えられた「天国の鍵」)、および教皇冠がデザインされている。
1929年にローマ教皇ピウス11世がラテラノ条約を結び、バチカンの領域や主権が確定されるのに伴って、旗も制定された。以前の教皇領の旗に紋章を加えたデザインに近くなっている。
教皇冠の下部は本来白色だが[1]、赤色に着色されたバージョンが誤って用いられる事例がしばし発生している。誤ったバージョンの国旗が広まった背景には、ウィキメディア・コモンズに投稿されたFile:Flag of the Vatican City.svgの2006年から2007年および2017年から2022年までのバージョンで教皇冠の下部を赤色にしていたことが挙げられている。国旗の絵文字でも同様に誤ったバージョンが用いられている。なお教皇庁の紋章の教皇冠の下部は赤色で、混同された可能性が指摘されている[2]。
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