ドン・コサック軍
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ドン・コサック軍(―ぐん、ロシア語:Донское казачье войско)は、コサックの軍事組織で、ロシア帝国のコサック軍の一つ。ウクライナ人、南ロシア人やタタール人などによって構成され、現在の南東部ウクライナと南西部ロシアに当たるドン川の流域を中心に勢力圏を持った。17世紀半ばにロシアの強化にともなって独立を失い、19世紀から20世紀にかけてロシア所属の最大の非正規軍となった。ドン衆(Донцы)、ドン・コサック(Донские казаки)とも。
概要 ドン・コサック軍 Донское казачье войско, 創設 ...
ドン・コサック軍 Донское казачье войско | |
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ドン・コサック共和国の国旗(1918年) | |
創設 | 1570年 |
廃止 | 1918年 |
再編成 | 1936年(ソ連の赤コサック軍) |
所属政体 | ロシア帝国 |
所属組織 | コサック軍 |
部隊編制単位 | 総軍 |
人員 | 150万人(1916年) |
所在地 | 南東部ウクライナ・南西部ロシア |
担当地域 | ドン川の中・下流域 |
戦歴 |
仏露戦争 クリミア戦争 露土戦争 ロシア内戦 |
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20世紀にドン・コサックは、軍役のほかに警察業務を担当していたことから、体制派・帝政派の支持者、民衆の弾圧者、また革命への反逆者というイメージが強く形成されてきた。