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コサック
ウクライナと南ロシアなどに存在した軍事的共同体 (козак) / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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「コサック」のその他の用法については「コサック (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
コサック[1](ウクライナ語: козак、ロシア語: казак、日本語では哥薩克とも表記[2]は、ウクライナやロシアに存在した軍事的共同体、およびその共同体に属した人々を指す語である。周囲の封建国家や遊牧民に対する防衛のため、一種の軍事共同体を組織した[3]。特定の民族を示す語ではなく、テュルク系民族、タタール、スラブ人など様々な民族的出自の人々がその構成要素となった[4]。
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15世紀にはウクライナ中南部の「荒野」と呼ばれる草原地帯に住み着いていた。16世紀半ば以降、ドニエプル川の中流を中心とするザポロージャ地方やドン川の下流に根拠地を築き、それぞれザポロージャ・コサック(ウクライナ・コサック)およびドン・コサックと呼ばれた。
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当初のコサックは周辺国家に依存しない独立した集団であったが、16世紀以降ウクライナのザポロージャ・コサックはポーランド・リトアニア共和国、ドン・コサックはロシア・ツァーリ国に属し、軍務を提供する見返りに自治権を与えられた。コサックは自治権を守るためにしばしば保護国に対して叛乱を起こした。1648年のフメリニツキーの乱はウクライナにおけるザポロージャ・コサックの国家を誕生させ、ポーランド・リトアニア共和国の衰退を促した一方、ロシア帝国(帝政ロシア)の庇護を求める結果となった。18世紀、ザポロージャ・コサックはロシアからの離脱を図るもののこれに失敗し、18世紀末にロシア帝国によって廃止された。ドン・コサックによる反乱はいずれもロシアによって鎮圧され、結果ドン・コサックはロシアの体制に取り込まれた。
帝政ロシアはコサックを国境警備や領土拡張の先兵、国内の民衆運動の鎮圧などの任にあてた[5]。19世紀以降、コサックはロシアにおいて貴族・聖職者・農民・商人とならぶ社会階級の一つとなり、税金免除と引き換えに兵役義務が課され、植民政策における開拓、国境防備、治安維持などに従事した。ロシア内戦中の1919年から1920年にかけては弾圧の対象となり、多数のコサックが離散した。
ソビエト連邦下でもコサック組織は禁止されていたが、ソ連の崩壊後は復興の傾向にあり、ウクライナやロシアで市民団体がコサックの復帰運動を行っている。現在、ウクライナ、ロシア、カザフスタン、アメリカなどにおいて「コサック軍」と名のるいくつかの組織が存在している。組織の活動はコサック文化振興から軍事支援までの広い範囲にわたっている。