ドアノッカー

ドアノッカー（英: door knocker）は玄関などの扉、門、フェンスなどに取り付けられている叩き金のこと^[1]。

鉄製のドアノッカー、15-16世紀のもの（メトロポリタン美術館蔵）

欧米

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  鋳鉄のドアノッカー
  イギリス
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  "Ring of Mercy"
  ドイツ、アウクスブルク大聖堂
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  天使を象ったドアノッカー
  オランダ、ハルデルウェイク
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  ドアノッカー
  ヴェネツィア
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  ドアノッカー
  フランス、オルレアン
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  鷲の戦士を象ったドアノッカー
  メキシコ、ケレタロ州
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  手を象ったドアノッカー
  スペイン
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  獅子の頭部を象ったドアノッカー
  ポーランド、ポズナン、ラチンスキ図書館
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  ドアノッカー
  アルメニア、マテナダラン

イスラーム圏

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  ハムサ・ドアノッカー
  モロッコ
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  2つのドアノッカーがついた扉。伝統的に女性と男性で別のノッカーを用いていた。
  モロッコ、フェズ
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  ドアノッカー
  トルコ、エユップ・スルタン・モスク
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  ドアノッカー
  サウジアラビア、サウード王モスク
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  ドアノッカー
  イラン、Haji Bulagi House
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  ドアノッカー
  イラン、Behnam House

南アジア

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  ドアノッカー
  インド、ラダック、レー、ラマユルゴンパ僧院
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  ドアノッカー
  ブータン、セムトッカ・ゾン

東アジア

中国語では門環（簡体字中国語: 门环、繁体字中国語: 門環）、門鈸（簡体字中国語: 门钹、繁体字中国語: 門鈸）、鋪首（簡体字中国語: 铺首、繁体字中国語: 鋪首）という。

厳密にいえば門鈸と鋪首は、門環の台座である。

門鈸は、シンバルのような形で、円・六角形・八角形の形をしている。

鋪首は、魔除けの意味があり椒図(しょうず)・饕餮(とうてつ)・獅子・虎・螭首(ちしゅ)等の顔を象っており^[2]、リングなしで単に装飾として使われたり、扉以外に青銅器や陶器に取っ手として取り付けることもある。

古代の中国では住居の門環には厳格な等級規定があった。例えば明史によると、「親王府の4つの正門は朱漆金釘銅環、公王府の大扉は緑の銅環、一二品官の扉には緑で獣面の錫環、三から五品官の扉には黒の錫環、六から九品官の扉には黒の鉄環…」とされた^[3]。

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  門環、铺首
  シンガポール、莲山双林寺
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  門環、椒図を象った門環
  中国、四合院の門
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  門環、铺首
  中国、漢代の墓から発掘されたもの（香港歴史博物館蔵）
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  門環、铺首
  台湾、鄭成功祖廟
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  リングなしで、装飾として取り付けられた鋪首
  中国、紫禁城
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  扉以外に取っ手として取り付けられた鋪首
  中国、紫禁城
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  ドアノッカー
  ベトナム

日本

出典

1. “ノッカーとは - コトバンク”. 2021年3月16日閲覧。
2. 青铜铺首 アーカイブ 2007年8月13日 - ウェイバックマシン，CCTV2007年3月22日。
3. 门环 Archived 2007-08-22 at the Wayback Machine.，《太原晚报》2007年3月28日。

関連項目

• 呼び鈴(ドアチャイム)
• インターホン(ドアホン)
• 3.7 cm PaK 36 - ドイツ陸軍の対戦車砲で、蔑称がドアノッカー

外部リンク

• "Heurtoir" - French dictionary of architecture – フランスのドアノッカーの図解 (フランス語)