ストルマ川
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ストルマ川(ブルガリア語: Стру̀ма)またはストリモナス川(ギリシア語: Στρυμόνας)は、ブルガリアとギリシャの河川。古名はストリュモン(古希: Στρυμών, Stȳmōn)。ブルガリアのヴィトシャ山にその源を発し、初め西へ流れてから南に向きを変える。クラ村からギリシャ領に入り、アンフィポリス近郊でエーゲ海のシトリモニアン湾(英語版)に注ぐ。総延長は415km(うち290kmがブルガリア領で、国内第5の長さ)で、流域面積は1万800平方キロにおよぶ。
概要 ストルマ川 / ストリモナス川, 水系 ...
ストルマ川 / ストリモナス川 | |
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川の流路 | |
水系 |
ストルマ川 (ストリモナス川) |
延長 | 415 km |
平均流量 |
2.1 m³/s (ペルニク) |
流域面積 | 10,797※ km² |
水源 | ヴィトシャ山南麓 |
水源の標高 | 2180 m |
河口・合流先 | エーゲ海 |
流域 |
ブルガリア ギリシャ |
※:ブルガリア側のみ | |
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ブルガリア側では石炭がとれ、ギリシャ側では農業が盛んである。ギリシャ側の渓谷は国内第4の規模をほこる。中流部には貯水池のケルキニ湖(英語版)があり、浮水植物が豊富である一帯は1975年にラムサール条約登録地となった[1]。主な支流にリルスカ川(英語版)、コンスカ川(ブルガリア語版)、アギティス川(英語版)などがある。
サウス・シェトランド諸島リビングストン島のストルマ氷河はこの川にちなみ名づけられた。