シャブリ・ワイン
ウィキペディアから
ウィキペディアから
シャブリ・ワイン(フランス語: vignoble de Chablis, Chablisien)とは、フランスワインの1つ。シャルドネの葡萄から作られる。
シャブリ地区は、キンメリジャンとよばれる石灰岩を主体にした、ミネラル分が豊富な土壌であるため、シャルドネ種の栽培に適している[1]。辛口でミネラルに由来するヴァニラやピーナッツのような優れた香りを持ち[要出典]、人気が高く辛口白ワインの代名詞的な存在であった[2]。
尚、クラス分け(Cru)は他のブルゴーニュワイン同様にワインの質ではなく、場所によるクラス分けとなっている。
起源として語られるのは9世紀中ごろから。この時期よりトゥールのサン=マルタン修道院がシャブリにワイン作りのために持っていた畑を、12世紀初頭の1118年にポンティニー修道院が借り受けた。賃料をワインで払う契約だったので、大々的に葡萄を栽培することになり、これが成功をおさめた[4]。
元々この地でサン=マルタン修道院もワインを作っていたのだが、最初にシャルドネ種を植えたのはポンティニー修道院であるということは「ほぼ間違いない」ため、シャブリの元祖はポンティニー修道院とされている。ポンティニーのシャブリはすぐに好評を得、他の地域へもヨンヌ川の水運を利用し出荷・販売されることとなった[4]。
先述のAOCの区分は、1938年に設定された。1970年頃まで木の樽を用いての熟成が続けられていたが、その後はステンレス槽やセメント槽を用いたり、またこれらとオーク樽の併用という手法も用いられるようになっている[4]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.