サティシュ・ダワン宇宙センター
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サティシュ・ダワン宇宙センター(サティシュ・ダワンうちゅうセンター、सतीश धवन अंतरिक्ष केंद्र, 英: Satish Dhawan Space Centre; SDSC)は、インド宇宙研究機関(ISRO)のロケット発射場である。インドアーンドラ・プラデーシュ州のシュリーハリコータに位置する。
元々このセンターはシュリーハリコータ発射場(Sriharikota Range)と呼ばれていたが、2002年にISROの前局長、サティシュ・ダワンが亡くなったことを受けて現在の名称になった[1]。
1969年に衛星打ち上げ場として選定される。1971年10月9日に観測ロケットRH-125が打上げられ、これが同センターが打上げた初のロケットとなった[2]。その後も観測ロケットの打上げが行われ、1979年8月10日に人工衛星ロヒニ1Aを搭載したSLVの打上げが行われた[2]。しかしロケットの2段目が原因でこの衛星は予定した軌道には到達できず、同月19日に軌道減衰した[2]。初の衛星打上げ成功は1980年7月18日のSLVによるロヒニ1Bである[2]。2008年10月22日にはインドの初の月探査機、チャンドラヤーン1号が打上げられた。
SDSCは現在2基の発射台(#1、#2)を保有している。2基目の新しい発射台は2005年から使用されており、ISROの衛星打上げロケット全種に対応している。発射台が増えたことにより以前では不可能であった1年に複数回の衛星打上げが可能となった。
またSDSCはインド有人宇宙飛行計画にも使用される予定で、2015年までに3基目の発射台が有人飛行ミッションのために建造される計画[3]が存在した。有人飛行計画はキャンセルされ続けたが、2018年、インド政府は改めて2022年までに有人宇宙船を発射する計画を発表しており、インフラ整備も行われる見通し[4]。
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