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ガエタノ・コンプリ (Gaetano Compri、1930年3月17日-)は、イタリア出身のカトリックの神父で宣教師、教育者、著作家、聖骸布研究家。サレジオ会士である[1]。
1930年3月17日、イタリアのヴェローナ(Verona)で生まれる。幼いころから聖職者になりたいと思っていた。1941年、11歳の時にトリノにあるサレジオ会の小神学校に入り、1945年8月15日にサレジオ会の修練者になる。1946年8月16日、16歳で修道誓願をたてサレジオ会員となる[2]。1952年、22歳でサレジオ大学哲学部修士課程を終了する[1]。
1955年4月2日、25歳で宣教師として来日。横浜港に上陸した。1958年3月9日にカトリック下井草教会にて28歳で司祭に叙階される。 上智大学大学院神学部修士課程の終了後、1958年3月31日からサレジオ短期大学、調布サレジオ神学院にて哲学・神学講師を務める。1962年に大分県にある中津ドン・ボスコ学園修道院院長、施設内校長、養護施設長に任命される。1968年に育英工業高等専門学校の倫理・宗教の教授、1971年から16年間サレジオ学院中学校・高等学校校長を務める。1987年にドン・ボスコ教育研究所所長。1992年、宮崎県にある日向学院の理事長と修道院院長に任命される。同年にテレビ版「心のともしび」に出演。1996年には、カトリック下井草教会の主任司祭、2000年から2020年3月まで調布サレジオ神学院のチマッティ資料館館長を務めた[3][4]。2008年3月9日、司祭叙階50周年を迎えた。
チマッティ資料館館長として尊者ヴィンチェンツォ・チマッティ神父が福者、聖人としてヴァチカンに認定されるよう運動を行った[4][5]。
1950年、トリノで聖骸布の国際会議が開かれ、サレジオ大学で聖骸布の実物大写真を展示したジュゼッペ・エンリエ(写真撮影者)[6] の講演会が行われた。この講演を聞いたことがきっかけとなり、キリストの遺体を包んだ布とされている聖骸布の研究に関わるようになる。1955年の来日直後に、聖骸布の最初の講演を行っている[7]。全国で講演・展示会を開き、多くの本を著し[8]、日本における聖骸布研究の第一人者と言われている[9]。
日本テレビのテレビ番組「心のともしび」で月1回[10]、2年間にわたり聖書を紹介した。日本放送協会(NHK)制作の聖骸布特集番組にも出演している[11]。
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