ウスマシンタ川
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ウスマシンタ川(ウスマシンタがわ、スペイン語: Río Usumacinta)は、グアテマラおよびメキシコを流れる中央アメリカ最大の川である。
概要 ウスマシンタ川, 延長 ...
ウスマシンタ川 | |
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延長 | 800 km |
平均流量 | 900 m³/s |
流域面積 | 106,000 km² |
水源 | ペテン地方(グアテマラ) |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | グリハルバ川(メキシコ) |
流域 |
グアテマラ メキシコ |
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グアテマラのペテン県を主な水源とし北に流れ、下流でグリハルバ川に合流する。流路の一部はグアテマラとメキシコの自然国境となっている。流域には南北アメリカ大陸最北の熱帯雨林が広がり、湿原やラグーンにも恵まれる。アメリカマナティー、オナガカワウソ、ユカタンクロホエザル(英語版)などが生息しており、生物多様性の豊かな地域である[1]。グアテマラ・ペテン県のティグレ湖国立公園(スペイン語版)[2]、メキシコ・チアパス州のカタサハ(スペイン語版)湖沼群[1]とメキシコ・タバスコ州のパンタノス・デ・セントラ(スペイン語版)[3]がラムサール条約に登録されている。河岸にはヤシュチラン、ピエドラス・ネグラスなどのマヤ文明の遺跡が見られる。近年、森林の伐採、道路の建設、油田の開発による自然破壊の進行が危惧されている。