アルビール国際空港

アルビール国際空港（アルビールこくさいくうこう、クルド語: Firokaxaney Nêwdewletî Hewlêr、アラビア語: فڕۆکه‌خانه‌ی نێوده‌وڵه‌تی هه‌ولێر‎、英語: Erbil International Airport）はイラク・クルド自治区の都市アルビールにある国際空港である。

アルビール国際空港 Firokaxaney Nêwdewletî Hewlêr فڕۆکه‌خانه‌ی نێوده‌وڵه‌تی هه‌ولێر Erbil International Airport
IATA: EBL - ICAO: ORER
概要
国・地域	イラク
所在地	アルビール県アルビール
種類	民間
運営者	クルド自治政府（英語版）
拠点航空会社	イラク航空 ザグロスジェット（英語版） フライ・アルビール（英語版）
標高	409 m (1,341 ft)
座標	北緯36度14分15秒 東経043度57分47秒
公式サイト	http://www.erbilairport.net/
地図
EBL/ORER アルビール国際空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面 15/33 無 2,803×45 舗装 18/36 有 4,800×60 コンクリート
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歴史

この空港は1970年代初期にイラク軍の軍事基地として建設された。2003年のイラク戦争後はクルド自治政府(KRG)がその管理を引き継ぎ、5億5000万米ドルを費やして建設された新空港が2005年^[1][2]にオープンした。この改装によって、比較的低地にある民用可能な空港としては世界屈指の長さを誇る4,800mの滑走路のほか、VIP用の設備も備えた本格的なターミナルビルも保有するようになった。

現在

クルド自治区は石油や天然ガス等の資源に恵まれている。近年、この地域への投資が急速に増加しており、同時にビジネス需要も高まっている。その為、この空港に就航する航空会社も年々増加している。

2021年現在もアメリカ軍が駐留を続けている。同年9月11日には、空港近くで爆発物を積んだ無人機による攻撃があった^[3]。

就航航空会社と就航都市

^[4]

旅客便

航空会社	就航地
イラク航空	中東:アンマン、ドバイ/国際、バグダード 西欧:ロンドン/ガトウィック 中欧:デュッセルドルフ、フランクフルト、ベルリン/テーゲル 北欧:コペンハーゲン 北アフリカ:カイロ
フライバグダード（英語版）	アンカラ、イスタンブール/アタテュルク、バグダード
アル・ナセル・ウイングス航空（英語版）	バクー
フライアルビール（英語版）	西欧:ロッテルダム 東欧:キーウ/ジュリャーヌィ 中欧:ニュルンベルク 北欧:ストックホルム/アーランダ、ヨーテボリ
フライドバイ	ドバイ/国際
エア・アラビア	シャールジャ
マーハーン航空	テヘラン/エマーム・ホメイニー
カタール航空	ドーハ
サウディア	ジッダ
フライナス	ジッダ
シャーム・ウィングス航空	ダマスカス
ターキッシュ エアラインズ	イスタンブール/新、ガズィアンテプ、ディヤルバクル（英語版） 季節運航:アンタルヤ、イスタンブール/サビハ・ギョクチェン
ペガサス航空	アンカラ、イスタンブール/サビハ・ギョクチェン
アトラスグローバル	イスタンブール/アタテュルク
ロイヤル・ヨルダン航空	アンマン
ミドル・イースト航空	ベイルート
ブタ・エアウェイズ（英語版）	バクー
アルメニア・エアカンパニー（英語版）	エレバン
オーストリア航空	ウィーン
スマートウィングズ	季節運航:プラハ
ルフトハンザドイツ航空	フランクフルト
ゲルマニア	季節運航:デュッセルドルフ、ミュンヘン

貨物便

航空会社	就航地
ターキッシュ エアラインズ・カーゴ	イスタンブール/アタテュルク
ロイヤル・ヨルダン航空カーゴ	アンマン
フィッツエア	ドバイ/国際
コイン・エアウェイズ（英語版）	ドバイ/国際

脚注

1. “Old & New”. erbilairport.com. 2018年12月9日閲覧。
2. “A winning design”. erbilairport.com. 2018年12月9日閲覧。
3. “イラク北部空港に攻撃　米軍駐留、被害情報なし”. 産経新聞 (2021年9月12日). 2021年9月12日閲覧。
4. Erbil International Airport: