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スウェーデンの女優 (1988-) ウィキペディアから
アリシア・アマンダ・ヴィキャンデル(Alicia Amanda Vikander[1]スウェーデン語発音: [aˈliːsɪa aˈmanda vɪˈkandɛr];1988年10月3日[1] - )は、スウェーデンの女優。スウェーデン系とフィンランド系の血筋を引いている。姓「Vikander」の発音は「ヴィカンダル」が母国のスウェーデン語発音に近い。「ヴィカンダー」などの表記も見られるが、ここでは日本において多く使われている「ヴィキャンデル」で統一する。
アリシア・ヴィキャンデル Alicia Vikander | |||||||||||||||||||||||||
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本名 |
アリシア・アマンダ・ヴィカンダル Alicia Amanda Vikander | ||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1988年10月3日(36歳) | ||||||||||||||||||||||||
出生地 | スウェーデン・ヨーテボリ | ||||||||||||||||||||||||
国籍 | スウェーデン | ||||||||||||||||||||||||
身長 | 166cm | ||||||||||||||||||||||||
職業 | 女優, 映画プロデューサー | ||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 2002年 - | ||||||||||||||||||||||||
配偶者 | マイケル・ファスベンダー (2017 - ) | ||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||
『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』 『アンナ・カレーニナ』 『戦場からのラブレター』 『エクス・マキナ』 『コードネーム U.N.C.L.E.』 『リリーのすべて』 『二ツ星の料理人』 『ジェイソン・ボーン』 『光をくれた人』 『世界の涯ての鼓動』 『トゥームレイダー ファースト・ミッション』 『アースクエイクバード』 『グリーン・ナイト』 | |||||||||||||||||||||||||
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スウェーデンのヴェストラ・イェーターランド県ヨーテボリで、精神科医である父親スヴァンテ・ヴィキャンデルと女優マリア・ファール・ヴィキャンデル(Maria Fahl Vikander)の間に生まれる[2][3]。両親は彼女が5か月の時に別れ、彼女自身は母に育てられた[4][5]。 5人の兄弟姉妹がいる[6][7]。
9歳からヨーテボリにあるスウェーデン王立バレエ学校(Kungliga Svenska Balettskolan)でバレエの特訓を受ける。
15歳の時、プリンシパルダンサーになることを目指し[8]、上級学校でさらなる特訓を積むため、ヨーテボリからストックホルムへ移る。ヨーテボリ歌劇場でレ・ミゼラブル、サウンド・オブ・ミュージック等、複数のミュージカルに出演し、夏にアメリカのバレエ学校で夏期教育課程、トレーニングを受けるなど、世界中を回る[9]。
16歳の時、トーマス・アルフレッドソン監督と取り組んでいたテレビシリーズへの出演に専念するため、学校を離れることが多くなる[10]。やがて、10代後半頃のケガによってバレエへの道を諦める[11][12]。
その後、演劇学校のオーディションを受けるが、2度にわたり落選する[13]。一時は、ロースクールに入学したものの、一度も通わずに、女優になる夢を追い求め続けた[14]。
スウェーデンの複数の短編映画やテレビ作品に出演し始める[15]。2008年からスタートしたスウェーデンの人気テレビドラマ『Andra Avenyn』でスカンディナヴィアで有名になる。
2010年、長編映画デビュー作となるスウェーデン映画『ピュア 純潔』の主演で批評家から絶賛され、ストックホルム国際映画祭ライジングスター賞[16]、ベルリン国際映画祭シューティングスター賞[17]、グルドバッゲ賞(スウェーデンのアカデミー賞)主演女優賞を受賞する[18]。
2012年、キーラ・ナイトレイやドーナル・グリーソンらとともにアンナ・カレーニナの英語版『アンナ・カレーニナ』でキティ役を演じ国際的注目を集める。同年、ニコライ・アーセル監督作『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』に王妃キャロライン・マティルダ・オブ・ウェールズ役でマッツ・ミケルセンと共演する。作品は第62回ベルリン国際映画祭でワールドプレミアが行われ、批評家の称賛を受け[19][19]、第85回アカデミー賞でアカデミー外国語映画賞にノミネートされた[2][20]。自身も英国アカデミー賞ライジングスター賞にノミネートされる[21][21]。
2015年、アレックス・ガーランド監督デビュー作『エクス・マキナ』でAIを備えたガイノイドを演じ、その年の映画賞を多数受賞、本作で英国アカデミー賞助演女優賞やゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされた。
また、トム・フーパー監督作『リリーのすべて』で画家ゲルダ・ヴェイナーを演じ、『エクス・マキナ』同様ゴールデングローブ賞主演女優賞など多数ノミネートされ、第88回アカデミー賞では助演女優賞を受賞し、彼女にとって飛躍の年となった。
2016年現在、ルイ・ヴィトンのミューゼの1人としても活躍している[22][23][24]。
2016年5月、自身の映画製作会社Vikariousを立ち上げる[25][26]。エヴァ・グリーン、シャーロット・ランプリング共演の『Euphoria』が第1弾作品となる予定[27]。
2018年公開の『トゥームレイダー ファースト・ミッション』では役作りのため、4か月間にわたる食事制限とトレーニングによって肉体改造に励んだ[28][29]。2019年続編制作が決定した[30]。過去にララ・クロフトを演じ、アリシア・ヴィキャンデルの前任者とも呼べるアンジェリーナ・ジョリーに対しては「アンジェリーナがやったことには張り合えないわ。彼女がアイコンそのものだから、ララは1人のアイコンになれたの。」と敬意を表している[31]。
日本を舞台にした『アースクエイクバード』では日本語の演技に挑戦した[32]。
『光をくれた人』で共演したマイケル・ファスベンダーと2014年から[33] 2015年9月まで交際していた[34] と報じられる一方、2016年1月10日第73回ゴールデングローブ賞授賞式に連れ添って出席している[35] 他、同年2月28日第88回アカデミー賞授賞式にも連れ添って出席した[36][37]。2017年10月にイビサ島にて近親者のみで結婚式を挙げた。
2021年に第1子男児、2024年に第2子を出産した[38]。
フェミニストであり[39]、#MeTooが盛り上がった時期には他の多くの女優とともにスウェーデンの映画界での性暴力の根絶を求めて声をあげた[40]。
年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
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2010 | ピュア 純潔 Till det som är vackert | カタリナ | グルドバッゲ賞主演女優賞受賞 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) |
2011 | Kronjuvelerna | Fragancia Fernandez | — | |
2012 | ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 En kongelig affære | カロリーネ・マティルデ | 清水理沙 | |
アンナ・カレーニナ Anna Karenina | キティ | |||
2013 | フィフス・エステート/世界から狙われた男 The Fifth Estate | アンケ・ドムシャイト=ベルク | 植竹香菜 | |
ホテルセラピー Hotell | エリカ | |||
2014 | 戦場からのラブレター Testament of Youth | ヴェラ・ブリテン | 日本劇場未公開 | 行成とあ |
ガンズ&ゴールド Son of a Gun | ターシャ | 東條加那子 | ||
エクス・マキナ Ex Machina | エヴァ | 英国アカデミー賞助演女優賞ノミネート ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート ヨーロッパ映画賞女優賞ノミネート ロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞受賞 オースティン映画批評家協会賞助演女優賞受賞 シカゴ映画批評家協会賞助演女優賞受賞 セントラルオハイオ映画批評家協会賞助演女優賞他受賞(複数作品) デンバー映画批評家協会賞助演女優賞受賞 デトロイト映画批評家協会賞ブレイク・スルー賞受賞 ジョージア映画批評家協会賞助演女優賞他受賞 カンザスシティ映画批評家協会賞助演女優賞受賞 ニューヨーク映画批評家オンライン賞ブレイク・スルー賞受賞(複数作品) ノースカロライナ映画批評家協会賞助演女優賞受賞 ネヴァダ映画批評家協会賞助演女優賞受賞 オクラホマ映画批評家協会賞助演女優賞他受賞 フェニックス映画批評家サークル賞助演女優賞受賞 サンディエゴ映画批評家協会賞Body of Work賞受賞(複数作品) サウスイースタン映画批評家協会賞助演女優賞受賞 セントルイス映画批評家協会賞助演女優賞受賞 ワシントンD.C.映画批評家協会賞助演女優賞受賞 トロント映画批評家協会賞助演女優賞受賞 バンクーバー映画批評家協会賞助演女優賞受賞 EDA賞ブレイク・スルー賞受賞(複数作品) | うえだ星子 | |
セブンス・サン 魔使いの弟子 The Seventh Son | アリス | 日本劇場未公開 | 川庄美雪 | |
2015 | コードネーム U.N.C.L.E. The Man from U.N.C.L.E | ギャビー・テラー | 佐古真弓 | |
リリーのすべて The Danish Girl | ゲルダ・ヴェイナー | アカデミー助演女優賞受賞 英国アカデミー賞主演女優賞ノミネート ゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート 全米映画俳優組合賞助演女優賞受賞 クリティクス・チョイス・アワード助演女優賞受賞 デトロイト映画批評家協会賞助演女優賞他受賞 フェニックス映画批評家協会賞助演女優賞受賞 サテライト賞助演女優賞受賞 女性映画批評家協会賞インビジブル女性賞受賞 ハリウッド・フィルム・アワードブレイクアウト女優賞受賞 エンパイア賞主演女優賞受賞 | うえだ星子 | |
二ツ星の料理人 Burnt | アン・マリー | 森なな子 | ||
2016 | ジェイソン・ボーン Jason Bourne | ヘザー・リー | 竹内絢子(ソフト版) 甲斐田裕子(BSテレ東版) | |
光をくれた人 The Light Between Oceans | イサベル・シェアボーン | (吹き替え版なし) | ||
2017 | チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 Tulip Fever | ソフィア | 合田絵利 | |
姉と過ごした最後の夏 Euphoria | イネス | 兼製作 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) | |
世界の涯ての鼓動 Submergence | ダニー | 日本公開は2019年 | ||
2018 | トゥームレイダー ファースト・ミッション Tomb Raider | ララ・クロフト | 甲斐田裕子 | |
2019 | アースクエイクバード Earthquake Bird | ルーシー・フライ | 池澤春菜 | |
2020 | グロリアス 世界を動かした女たち The Glorias | グロリア・スタイネム(20歳~40歳) | (吹き替え版なし) | |
2021 | ブルー・バイユー Blue Bayou | キャシー・ルブラン | 行成とあ | |
グリーン・ナイト The Green Knight | エセル、レディ・ベルティラック | 大橋彩香 | ||
ベケット Beckett | エイプリル | Netflixオリジナル映画 | 中村千絵 | |
2023 | Firebrand | キャサリン・パー | ||
TBA | Hope | 韓国映画 |
年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
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2005 | En decemberdröm | Tony | 計13話出演 | — |
2007-2008 | Andra Avenyn | Jossan Tegebrandt Björn | 計39話出演 | — |
2019 | ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス The Dark Crystal: Age of Resistance | ミラ | Netflix人形劇シリーズの声 | |
2022 | イルマ・ヴェップ Irma Vep | ミラ・ハーバーグ | 兼製作総指揮 | (吹き替え版なし) |
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