Loading AI tools
ウィキペディアから
だいとうは、大東海運が所有する貨客船である。那覇港と離島である南大東島(南大東村)及び北大東島(北大東村)とを結ぶ航路に就航している。大東諸島に生活物資を運ぶ唯一の船であり、大東諸島の住民の生活には欠かせない船である。カーフェリーではないので、本船で乗用車を運ぶことはできない(事前申請によって、車が貨物扱いで運ばれることはある)。
現在の2代目「だいとう」は、2011年(平成23年) 5月27日に就航した。先代とほぼ同じトン数であるが、若干船体が大きくなっている。定員数は同じ。フィンスタビライザーを搭載しているため、先代に比べて横揺れに強くなっている。船内はバリアフリーに対応しており、客室は、先代と同じく2等のみであるが、定員分のベッドが設置され、それとは別に、公室に座席が設置してある。ほかに、喫煙所が設置され、分煙化が図られている。また、船内には島の観光案内や、南北大東島の小中学校の校歌を紹介する、観光紹介コーナーがしつらえられている。
前甲板に12フィート輸送コンテナを積載しており、大東諸島での上陸の際に人もコンテナ大の檻に入れられて乗降する場合がある。ただし、荷役がないなど特別な場合は艀渡しとなることもある(この場合、艀と一緒にクレーンで吊され上陸する)。
だいとう(初代) | |
---|---|
泊ふ頭に接岸した初代「だいとう」(2007年7月) | |
基本情報 | |
船種 | 貨客船 |
船籍 |
日本(1990-2011) フィリピン(2011-) |
所有者 | 大東海運 |
運用者 | 大東海運 |
建造所 | 山中造船 |
母港 | 那覇港 |
信号符字 | 7MFX |
IMO番号 | 9006760 |
改名 |
だいとう(1990-2011) LADY MARY JOY 3(2011-) |
経歴 | |
起工 | 1989年 |
竣工 | 1990年2月9日 |
就航 | 1990年5月2日 |
運航終了 | 2011年5月19日 |
現況 | フィリピンで就航中 |
要目 | |
総トン数 | 699トン |
全長 | 73.0 m |
垂線間長 | 67.0m |
全幅 | 11 m |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 新潟鐵工所 2基 |
出力 | 4,000 PS |
航海速力 | 14ノット |
旅客定員 | 55名(危険物積載時12名) |
大東丸の代船として山中造船で建造され、1990年(平成2年)2月9日に竣工、5月2日に就航した。
2004年(平成16年)12月に、日本財団主催で沖ノ鳥島へ初の民間視察団「沖ノ鳥島の有効利用を目的とした視察団」が訪れた際には、沖縄・那覇泊港と沖ノ鳥島の航海にチャーターされた[2]。
だいとう (2代)の就航により、2011年(平成23年)5月19日の航海をもって引退した。その後、フィリピンへ売却されLADY MARY JOY 3として就航している。
船内は、2等のみであるが、2段ベッドの4人部屋、桟敷席の2種類があり、先着購入順に割り当てられた。他に、1室だけ特別室を設置(非販売)。売店はなく、自動販売機(ジュース・カップラーメン)と衛星電話(ワイドスター)の公衆電話、冷水器のみ備え付けられていた。他に、共用スペースとしてサロンがあった。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.