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顕栄聖堂 (キジ島)
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キジ島の顕栄聖堂(けんえいせいどう、ロシア語: Преображенская церковь, プレオブラジェンスカヤ ツェールコフ)は、ロシア正教会の聖堂。「キジ島の木造教会建築」として他のキジ島の建築群とともに、1990年にユネスコの世界遺産に登録された。キジ島はカレリア地方のオネガ湖にある島々のひとつである[2]。
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顕栄聖堂は暖房設備を備えておらず、夏の短い期間のみ使用される。ロシアの他の修道院にも類例があるが、暖房を必要とする季節の奉神礼に際しては「冬の聖堂」として建てられた、隣接する生神女庇護聖堂が使用される[3]。
顕栄聖堂を取り囲む城壁内には、顕栄聖堂、鐘楼、生神女庇護聖堂の三つの建築が現存する。古くに存在した付随する建物群は失われている[3]。
丸屋根をもつ生神女庇護聖堂、自制された垂直な形状をもつ鐘楼、多数の丸屋根が天空を目指している顕栄聖堂。これら三つの建築の形状、空間配分の比率が、精査された美しい調和を構成しているとされる[3]。