隔膜形成体ウィキペディア フリーな encyclopedia 隔膜形成体(かくまくけいせいたい)またはフラグモプラスト(英: phragmoplast)は、細胞質分裂の終盤に現れる、植物細胞特異的構造である。細胞板の組み立てや、2つの娘細胞を分離する新たな細胞壁の形成の足場となる。隔膜形成体は、コレオケーテ藻綱、ホシミドロ藻綱、Mesotaeniaceae、陸上植物を含む系統群であるフラグモプラスト植物(英語版)でのみ観察される。一部の藻類は細胞質分裂時、フィコプラストと呼ばれる他の微小管配列を利用する[1][2]。 植物細胞の細胞質分裂における隔膜形成体と細胞板の形成。左: 隔膜形成体が形成され、細胞板が細胞の中心に組み立てられ始める。右へ: 隔膜形成体が細胞の外側へ向かってドーナツ型に拡大し、中央に成熟した細胞板が残される。細胞質分裂が完了すると、細胞板は細胞壁に変化する。
隔膜形成体(かくまくけいせいたい)またはフラグモプラスト(英: phragmoplast)は、細胞質分裂の終盤に現れる、植物細胞特異的構造である。細胞板の組み立てや、2つの娘細胞を分離する新たな細胞壁の形成の足場となる。隔膜形成体は、コレオケーテ藻綱、ホシミドロ藻綱、Mesotaeniaceae、陸上植物を含む系統群であるフラグモプラスト植物(英語版)でのみ観察される。一部の藻類は細胞質分裂時、フィコプラストと呼ばれる他の微小管配列を利用する[1][2]。 植物細胞の細胞質分裂における隔膜形成体と細胞板の形成。左: 隔膜形成体が形成され、細胞板が細胞の中心に組み立てられ始める。右へ: 隔膜形成体が細胞の外側へ向かってドーナツ型に拡大し、中央に成熟した細胞板が残される。細胞質分裂が完了すると、細胞板は細胞壁に変化する。