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関の五本マツ
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関の五本マツ(せきのごほんマツ)は、島根県松江市美保関町に生育していたクロマツの巨木5本の総称である[1][2]。美保関の港に近い山の上に5本のマツが並んで生えていて、港に出入りしたり隠岐に通ったりする船頭や漁師たちの目標となっていた[3][4]。このうち1本は、早くに枯死したとも通行の邪魔になったため伐採されたともいわれる[1][3][5][6]。失われたマツを惜しんで地元の人々が歌った歌が民謡『関の五本松』であるとの伝承があり、小泉八雲もその著書『日本瞥見記』で関の五本マツと歌について言及を残している[3][5][7]。残った4本のマツは1943年(昭和18年)に国の天然記念物に指定されたが、台風などによる倒伏が相次いで1本にまで減少したため、1971年(昭和46年)に指定解除となった[1][3][8][9]。その後、残りの1本も伐採されて現存しない[6]。本項では、民謡『関の五本松』についても解説する。
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