認知療法
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この項目では、アーロン・ベックが提唱した心理療法で、自動思考、スキーマ、認知の歪みについて説明しています。アルバート・エリスが提唱し、ABC理論、イラショナル・ビリーフの論駁を特徴とする心理療法については「論理療法」を、認知療法や行動療法の総称については「認知行動療法」をご覧ください。 |
認知療法(にんちりょうほう、cognitive therapy)とは、人が成長するにつれ固定的なスキーマが形成され、それに基づいて歪んだ思考方法や考えが自然に浮かぶ自動思考が起こっており、そうした認知の歪みに焦点を当てて、認知を修正することで症状が改善されるとされる心理療法である[1]。1960年代にアーロン・ベックが提唱した。
また認知療法の語は、1950年代にアルバート・エリスが提唱した論理療法や、ドナルド・マイケンバウムの自己教示訓練など、認知に焦点を当てる技法を総称して呼ぶことがある。しかし1990年代頃より、認知行動療法の概念が登場し、現在ではここに分類される。