葉長石
ウィキペディア フリーな encyclopedia
葉長石(ようちょうせき、petalite)あるいはペタル石(ペタルせき)[6]は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は LiAlSi4O10で、結晶系は単斜晶系。準長石グループの鉱物。1800年にスウェーデンのウート島(英語版)の鉱山でジョゼ・ボニファチオ・デ・アンドラダにより発見された[3][7]。名前はギリシャ語で葉を意味する petalon に由来する[3]。ポルックス石と共産したことから命名された「カストライト castorite」としても知られる(1846年命名のため無効となっている)。
概要 葉長石(ペタル石), 分類 ...
葉長石(ペタル石) | |
---|---|
分類 | ケイ酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 09.EF.05 |
化学式 | LiAlSi4O10 |
結晶系 | 単斜晶系 |
対称 |
単斜晶系プリズム H-M symbol(英語版): (2/m) 空間群: P 2/a |
単位格子 | a = 11.737 Å, b = 5.171 Å, c = 7.63 Å; β = 112.54°; Z = 2 |
晶癖 | 板状、柱状結晶、柱状の塊 |
双晶 | 一般的、層状構造 |
へき開 | 一方向に完全、そのほかでは不明瞭 |
断口 | 貝殻状 |
粘靱性 | もろい |
モース硬度 | 6 - 6.5 |
光沢 | 硝子体、へき開部で真珠様 |
色 | 白色、無色、灰色、黄色、ピンク |
条痕 | 無色 |
透明度 | 透明から半透明 |
比重 | 2.4 |
光学性 | 二軸性 (+) |
屈折率 |
nα=1.504 nβ=1.510 nγ=1.516 |
複屈折 | δ = 0.012 |
光軸角 2V | 82 – 84° |
融点 | 1350 °C[1] |
可融性 | 5 |
溶解度 | 不溶性 |
文献 | [2][3][4][5] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
テンプレートを表示 |
閉じる
元素のリチウムは、1817年にヨアン・オーガスト・アルフェドソンにより葉長石から発見された。