茂木藩(もてぎはん)は、下野国芳賀郡茂木(現在の栃木県芳賀郡茂木町)を居所とした藩。1610年に細川興元が1万石余で入封。1616年に常陸国筑波郡で6200石の加増を受け、のちに新領地の谷田部に居所を移した。居所移転以降は谷田部藩と呼ばれるが、茂木周辺は引き続き細川家が治め、支配拠点として陣屋も残された。明治維新期の1871年に谷田部藩細川家は茂木に藩庁を移すが、同年内に廃藩置県を迎えた。
こうした事情から、谷田部藩と茂木藩は同一の藩の別名[1][2]という理解もされる。この藩について、主要には谷田部藩を参照のこと。