花見沢 Q太郎(はなみざわ キューたろう)は、日本の漫画家、イラストレーター。新潟県阿賀野市(旧・北蒲原郡水原町)出身。道都大学美術学部中退[1]。愛称は「花Q」。
成人向け漫画を中心とした同人活動を行っており、大学1年の夏休み頃に投稿を始め、同年中(1993年)に『夏の日』(司書房)でデビュー。漫画家に専念するために道都大学を2年次に中退して埼玉県に移住した。
その後、少年画報社の『ヤングキング』誌上で、『ちまちまはいすくーる』『痛快すずらん通り』『HoneyBlue』などの短編を連載。同時に冒険活劇(『冒険どきの私達伝説』等)、時代劇(『NAGI』等)などの作品も発表している。
2000年から、同誌上で『ももいろさんご』(途中から2色カラー)を連載した。
2002年からは小学館の『月刊サンデージェネックス』誌上で『REC』を連載、2008年からは『ヤングキング』誌上で『PLAY!』を連載。
弟は同人サークル&商業ネーム「お子様ランチ」の作画担当・西野沢かおり介[2]。
アシスタントとして妻の花見沢よーこが制作に参加している。単行本には、巻末漫画とカバー下裏表紙のおまけ漫画「花見沢家の一族」が付くのが原則である。単行本デザインは1冊目から雷門風太in竹工房(元 増渕格/スタジオ新大陸)に一任しており、『艶話酒場オタクバー』のようにネーム原作まで任せた作品もある。
日付は実際の発売月日。
長編
- 月家の一族(1994年12月、司書房、全1巻)
- スイカと海と太陽と(1996年4月、司書房、全1巻)
- ちまちまはいすくーる(1996年12月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全1巻)
- 痛快すずらん通り(1997年7月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全1巻)
- HoneyBlue(1998年6月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全1巻)
- 冒険どきの私達伝説(1998年8月、集英社、『ウルトラジャンプ』連載、全1巻)
- 白い月光(1999年2月 - 7月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全2巻)
- ももいろさんご(2000年11月 - 2008年10月、少年画報社、『ヤングキング』連載、全13巻)
- BWH(ベルウッドハウス)(2001年3月 - 2002年9月、集英社、全3巻)
- 電動侍(2001年7月、大都社、全1巻)
- REC(2002年11月 - 2013年3月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全16巻)
- NAGI(2004年6月、少年画報社、『ヤングキングアワーズ』連載、全1巻)
- PLAY!(2009年6月 - 、少年画報社、『ヤングキング』連載、全4巻)
- 少年よ大志を抱け!(2011年8月 - 2013年7月、少年画報社、『月刊ヤングキングアワーズGH』連載、全4巻)
- どうぶつずかん(2013年6月 - 2015年5月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全3巻)
- まるせい(2013年7月 - 2015年2月、少年画報社、『月刊ヤングキングアワーズGH』連載、全3巻)
- Cue(2015年7月 - 2017年6月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全4巻)
- おとなのオモチャ(2015年7月 - 、少年画報社、『ヤングコミック』連載、既刊1巻)
- 彼女がビキニアーマーにきがえたら(2017年7月号 - 2018年8月号、少年画報社、『月刊ヤングキングアワーズGH』連載、全2巻)
- 艶話酒場オタクバー(2017年6月 - 、海王社、『マガジンサイベリア』連載、全3巻、1巻はぶんか社、2巻、3巻は楽楽出版より刊行) - 巻数は数字ではなく、第2巻は「シン・オタク編」、第3巻は「無限オタク編」表記。
- ラブアプリ(2018年3月 - 2019年1月、小学館、『月刊サンデージェネックス』連載、全2巻、第2巻は電子書籍のみ)
- ラブアプリ オーバークロック(2019年8月 - 、小学館、既刊4巻、電子書籍)
- 汽界淫偵@MACHIDA(2021年 - 、海王社、『マガジンサイベリア』、『サイベリアplus』連載、既刊1巻)
- けろよい!新潟弁酒場(2021年 - 2024年、少年画報社、『ヤングコミック』連載、全2巻)
新装版
- スイカと海と太陽と(2003年6月、大都社)
- 月家の一族プラス(2003年7月、大都社)
- ちますず(2005年12月、少年画報社、『ちまちまはいすくーる』『痛快すずらん通り』を収録)
- 白い月光 完全版(2006年1月、少年画報社)
- BWH(ベルウッドハウス)(2009年12月、ジャイブ、全2巻)
短編集
- ひよこ(1995年8月、司書房)
- ザ☆花Qワールド(1997年、司書房、CD-ROM付き短編集)
- おひさま(1999年12月、司書房)
- 花ごよみ(2002年4月、司書房、『ひよこ』『おひさま』の再収録など)
- 花見沢Q太郎 THE WORLD earlytime collection(2006年7月、司書房、CD-ROM付き短編・イラスト集(再収録含む))
- 花日和〜花見沢Q太郎自撰集〜(2009年10月、メディアックス、初期短編集)
- 花見沢Q太郎短編集 変態兄と中2の妹(2015年8月、双葉社)
- ホワイトアンダーグラウンド(2021年11月、楽楽出版)