船川港
秋田県男鹿市にある港湾 ウィキペディアから
秋田県男鹿市にある港湾 ウィキペディアから
船川港(ふなかわこう、ふながわこう、ふなかわみなと)は、秋田県男鹿市にある港湾で、男鹿市中心部に近い船川地区に位置する。港湾管理者は秋田県、重要港湾に指定されている。
男鹿半島南部に位置し、古くから天然の良港として知られ、交易の拠点、あるいは避難港として利用されてきた。近代的港湾整備については土崎港といずれを先にするかで県論が二分され、結局土崎に次いで明治末期から昭和にかけて整備がおこなわれた[2]。
1951年には重要港湾の指定を、1965年に秋田湾地区新産業都市の指定を受け、木材加工、石油精製工業等の工業団地の立地がすすめられてきた。1995年に秋田国家石油備蓄基地が完成してから、船川港の貨物取扱量は石油関連が大半を占めることになったが、1999年に石油関連事業所が事業縮小して以来石油類等の取扱量が落ち込み、低迷が続いている(2001年には石油を輸送していた男鹿線の貨物列車が廃止、2002年初には同線船川港駅までの区間が廃止となった)。一方で、男鹿マリーナ、男鹿マリンパークが整備され、2003年には男鹿日本海花火大会が始まるなど新たなレジャーの拠点となりつつある。港一帯はみなとオアシスおがとしてみなとオアシスに登録されている。
2011年に「船川港第一船入場・第二船入場防波堤」は土木学会選奨土木遺産に選ばれる[3]。
秋田県内で本荘マリーナに続く第二のマリーナとして建設された。おが海の駅に登録されている。
船川港は古くからの男鹿市の中心部に近く、多くの施設が立地している(しかし現在では男鹿市の商業的な中心は船越地区の国道101号ロードサイドに移りつつある)。
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