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中華人民共和国の甘粛省にある自治州 ウィキペディアから
臨夏回族自治州(りんか-かいぞく-じちしゅう)は、中華人民共和国甘粛省に位置する自治州。
臨夏州は甘粛省の中心から南西に位置し、西は青海省に接する。地形は高地、山岳、黄土高原からなる。黄河はこの県の北西部の黄土地帯を通り、濁った黄色になる。平均海抜は2000m。平均気温は8℃で、無霜期間は年間155日に過ぎない。年間降水量は442mmで半不毛地帯である。
臨夏は清朝に掛けられていた独特の形の丸眼鏡で有名である。それは今日でもまだ生産されている。
この節の出典[1]
2002年のGDP(国民総生産)は前年より10.7%増の33億人民元。一人当たりGDPは前年比9.9%成長の1,778人民元。農業、手工業、建材、金融、水力発電、観光が主要な産業。特に臨夏市は蘭州のすぐ南にあるため州の商業・物流・工業の中心となっている。
臨夏は自然と文化に恵まれている。州の北部、黄河が流れる永靖県には劉家峡ダムとその巨大な貯水池を有する。永靖はまた、岩窟仏で有名な炳霊寺石窟への旅の出発点でもある。乾いてごつごつした荒地のような地形には化石が豊富にあり、将来は恐竜のテーマパークの建設が提案されている。多数のモスクと寺院は臨夏の至るところで見られる。太子山自然風景区では美しい山の風景が見られる。2002年にこれらの観光地他へは40万の観光客(20%増)が訪れ、1億1000万人民元の経済効果があった。域内の豊富な丹霞地形、石窟、恐竜化石などにより、2024年にユネスコ世界ジオパークに指定された[2]。
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