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脱脂綿(だっしめん、absorbent cotton、sanitary cotton、cotton wool)とは、綿花(コットンウール)の種子に生える毛を脱脂・漂白して成形した医療用材料。
医療脱脂綿、清浄綿、消毒綿、綿棒、化粧綿などに用いられる[1]。
使用に適した大きさに切断して用いるが、切手大ないしは手札大の大きさに切りそろえて販売されているものもあり、カット綿と呼ばれる。消毒用アルコールを含浸させたカット綿をアルコール綿や酒精綿と呼ぶ。
刈り取った直後の綿花はオイル成分に覆われ水をはじいてしまうため、脱脂や漂白によって
晒綿に加工する工程には、精練漂白工程 - 乾燥工程 - すき綿工程の順の
1880年にイギリスの医師サンプソン・ギャムジーがバーミンガムのクイーンズ病院で用い始めたギャムジーティッシュが医療用として初めてのものである。
脱脂綿が日本で用いられ始めた時期は明らかではないが、1886年(明治19年)の内務省令第10号で初めて『日本薬局方』(1886年)に収載された[2]。
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