聖母の神殿奉献 (ティツィアーノ)
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『聖母の神殿奉献』(せいぼのしんでんほうけん、伊: Presentazione di Maria al Tempio、英: Presentation of the Virgin at the Temple)は、イタリアのルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1534年から1538年に制作した絵画である。油彩。主題は『新約聖書』の外典福音書の1つ「ヤコブの福音書(英語版)」で語られている聖母の神殿奉献のエピソードから採られている。後にヴェネツィアのアカデミア美術館の一部となるサンタ・マリア・デッラ・カリタ同信会館(Scuola di Santa Maria della Carità)のために制作された作品で[1][2][3][4][5]、長さ7メートルを超える巨大なキャンバスはティツィアーノの絵画の中で最大のものである[3]。現在もアカデミア美術館の、かつての同信会館と同じ場所に所蔵されている[1][2][3][4][6][7]。