群馬県第3区 (中選挙区)
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群馬県第3区(ぐんまけんだいさんく)は、中選挙区時代の日本の衆議院議員選挙の選挙区である。
1947年に再び中選挙区制が導入され、1925年当時の区域をほぼ踏襲したうえで、群馬県第1区を分区したため、群馬県は3選挙区となり群馬県第3区は、高崎市、群馬郡、多野郡、北甘楽郡、碓氷郡、吾妻郡が選挙区域、定数は4となった。その後市町村合併により1993年の第40回衆議院議員総選挙における選挙区は高崎市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、群馬郡、北群馬郡、多野郡、甘楽郡、碓氷郡、吾妻郡であった。現在は群馬4区と群馬5区に分かれている。
なお、中選挙区時代の選出議員に福田赳夫・福田康夫父子、中曽根康弘、小渕光平・小渕恵三父子、山口鶴男らがいる。内閣総理大臣経験者が4人選出された(福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫[1])選挙区は他にはない。また、山口鶴男も日本社会党書記長を務めるなど、野党の重鎮として活躍した。小渕恵三が当選した1963年の第30回衆議院議員総選挙以降は、群馬県第3区の議席は結果としては福田、中曽根、小渕、山口の指定席となっていた。殊に、福田と中曽根の争いは熾烈を極め上州戦争と呼ばれた。中曽根が現職の総理大臣の際に行われた第37回および第38回では共に福田が中曽根を抑えトップ当選を果たした。