結合異性体
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化学において、結合異性体(けつごういせいたい、英: linkage isomer)は異性体の一種であり、同一の組成をもつが金属と配位子との間の結合がことなる錯体をいう。
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結合異性をしめす典型的な配位子には以下のようなものがある。
結合異性体の例として、紫色の[(NH
3)
5Co-SCN]2+とオレンジ色の[(NH
3)
5Co-NCS]2+が上げられる。S結合異性体からN結合異性体へは分子内異性化が起こる[1]。
ジクロロテトラキス(ジメチルスルホキシド)ルテニウム(II) (RuCl
2(dmso)
4)錯体はジメチルスルホキシド配位子のS結合異性体とO結合異性体の結合異性を示す。トランスジクロロテトラキス(ジメチルスルホキシド)ルテニウム(II)は結合異性を示さない。