県轄区
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県轄区(けんかつく、シエンシアチュ、Xiànxiáqū、簡体字:县辖区)は略して「区」と呼ばれる中華人民共和国の行政区分で1990年代の撤区併郷以前はよくみられた準行政区である。郷級行政区であるが郷より上の段階で、県と郷の間にある。
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撤区併郷以前、県のほとんどが5~10程、大きな県ならそれ以上の「区」に分かれていた。区の最高行政官員駐地の「区公所」は県政府の出先機関で、最高行政官員を「区長」と称する。平均して4~5つ、少ないものは2つ、多いものは8つの郷鎮を管轄していた。「撤区併郷」は区を廃止して基本的に2つの郷鎮を合併することで行なわれた。