準天頂衛星システム
日本及びアジア太平洋地域向けに利用可能とする航法衛星システム / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、日本の衛星計画について説明しています。同様の衛星システム全般については「準天頂衛星」をご覧ください。 |
準天頂衛星システム(じゅんてんちょうえいせいシステム、英語: Quasi-Zenith Satellite System、QZSS)は、日本及びアジア太平洋地域向けの航法衛星システムである。全地球を対象として地球上すべてを周回するグローバル・ポジショニング・システム(GPS)と異なり、地球の自転と同周期の人工衛星を利用することで特定地域向けの位置情報サービスを提供する衛星測位システムである。
内閣府の特別の機関である宇宙開発戦略推進事務局が構築したシステムで、2010年9月11日に準天頂衛星初号機みちびき (QZS-1) を打ち上げた。2017年に衛星3機を追加で打ち上げて4機体制でシステムの運用を開始し、2020年に初号機後継衛星1機、2023年に衛星3機、をそれぞれ追加して7機体制で運用することを2016年に閣議決定[1][2]した。