沈黙シリーズ
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『沈黙』シリーズ(ちんもくシリーズ)[1]は、日本語版タイトルに「沈黙の」と入るスティーヴン・セガール主演映画作品の総称(一部主演でないものもある)。便宜的にシリーズと称されているが、実際にはそれぞれ作品同士の繋がりは無く、原題も全く異なり、日本オリジナルの分類である。1992年の『沈黙の戦艦』を第1作に数えるが、この映画の正式な続編は1995年の『暴走特急』のみである。
『沈黙のSHINGEKI/進撃』の宣伝担当者によれば、「沈黙の」で始まる類似した邦題を付けることによって、飽きた人や興味がない人にスルーされることがあるとしつつも、それを上回る知名度のためセガールの作品であることが一目瞭然となり、デメリットは大きなものではないという。また、その上でジェームズ・ボンドシリーズと比較し、「『007』シリーズが格式美だとすると、沈黙シリーズは、生まれては死んでゆく、まさに自然との調和を理念とした合気道の精神に則った作品群。四季の移り変わりを楽しむように、楽しんでもらえる」と語った[2]。
セガール自身が沈黙シリーズを知っているかどうかについて、『進撃』の宣伝担当者は「確かなことは言えないのですが、公開時には日本版のビジュアルやタイトルなど、きちんと本国の承認を得て進めているので、ご本人が知らないはずはないと思います」と述べ、『沈黙の宿命』の動画コメント[3]で本人が『今度の沈黙シリーズは~』と話していたことも指摘した[2]。2009年には、『Driven To Kill』に『沈黙の××』という仮題を付けた上で、この××に入れる言葉を公募するキャンペーンが行われた。セガール自身が日本語のコメントを寄せたほか、最終選考もセガール自身が行うという触れ込みだった[4]。邦題は『沈黙の鎮魂歌』に決定し、セガール自身がタイトルを読み上げて発表した[5]。