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死霊八幡霊神(しりょうはちまんりょうじん)は、山梨県南アルプス市上宮地に鎮座する神社。「死霊八幡」とも表記される。
「死」という字を使用している神社は全国的に見ても非常に珍しい[1]。
死霊八幡霊神の創建年は不詳[2]。
江戸時代に南アルプス市の平岡集落と高尾集落との間で「わり林」と言われる山の所有を巡って争いが起こり、高尾集落に属する集落の重鎮である野守という人物が平岡集落にとって有利となる証拠が書いた文書や証言を平岡の人に伝えたことで代官所がわり林は平岡のものであると判定した。そのため、高尾集落の人々は野守を憎んで月のない晩に野守を深沢川に突き落として殺害する[3]。
野守の死後、深夜0時になると川から毒の泡が発生して水が使えなくなってしまうという不思議なことが起こり、野守の呪いを恐れ、自分たちの味方をしてくれた人を供養しようと思った平岡集落の人々がこの地に死霊八幡霊神を祀ったのが由来である[4]。
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