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『源氏物語』の登場人物 ウィキペディアから
桐壺帝/桐壺院(きりつぼてい・きりつぼのみかど/きりつぼいん)は、『源氏物語』に登場する一番目の帝(在位「桐壺」~「花宴」)。架空の人物。左大臣の妻である三条の大宮と同腹。桐壺更衣を寵愛したため「桐壺帝」と呼ばれる。『源氏物語』の主人公光源氏の父親である。理想的帝王として描写され、聖代とされる醍醐天皇の時代がモデルとされる。
他の有力な妃を差し置いて桐壺更衣を偏愛し、やがて源氏が誕生するが、更衣はその心労が祟って病死する。悲しみに暮れる桐壺帝を見かねた周囲の勧めにより、亡き桐壺更衣に瓜二つである藤壺(先帝の第四皇女)を入内させて寵愛し、第十皇子(後の冷泉帝)を産んだのを機に中宮に据えた。なお冷泉帝は、実は光源氏と藤壺との不義の子であるが、桐壺帝がそのことを知っていたかどうかは作中では語られない。「賢木」で病が重くなり、源氏23歳の年に崩御。「明石」で亡霊として現れ、源氏の苦難を救う。
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