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歴史家、小説家、医事評論家 ウィキペディアから
村上 信彦(むらかみ のぶひこ、1909年(明治42年)3月30日 - 1983年(昭和58年)10月31日)は、日本の作家、女性史研究家、医事評論家。
大衆作家村上浪六の三男として東京市下谷に生れる。「父浪六が手をつけようとした女中を救い出して父と義絶、その少女と結婚」したとされているが、このエピソードは彼の小説『音高く流れぬ』に登場するフィクションである。本小説は確かに村上本人とその周辺人物がモデルとなっており、村上の妻は女中として村上家に勤めていたが、エピソード自体は創作である。作中では女中に手を付けようとしたのも父ではなく叔父であり、主人公に父母はいない。村上が後年、彼の日記をもとに執筆したドキュメント小説『黒助の日記』にもこのエピソードはない。
府立五中を経て早稲田第一高等学院中退、出版社・興風館に勤務の後、1943年(昭和18年)より、文学、服装史、女性史の研究と著作に従事する。柳田國男の女性への見方を批判した『高群逸枝と柳田国男』で毎日出版文化賞受賞。『大正女性史』を未完のまま死去[1]。
1953年から1961年のあいだ、吾妻 新(あづま しん)の筆名で、SM雑誌『奇譚クラブ』にサディストとして小説・評論を寄稿[3]。
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