時代考証
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この項目では、ドラマにおいて過去の描写が適切かどうかを検証する作業やその職掌について説明しています。その他の用法については「考証」をご覧ください。 |
時代考証(じだい こうしょう)とは、映画・テレビの映像作品[1][2]や演劇[1][2]などで、用いられている衣装や道具や装置[1][3]、風俗や作法[3]などが、題材となった時代のものとして適当なものか否かについて考証すること[1][3]。専門分野に応じて美術考証(びじゅつ こうしょう)・衣装考証(いしょう こうしょう)などとも呼ばれる。また略して単に考証(こうしょう)ともいい、監修(かんしゅう)としてクレジットされることもある。
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セリフの言葉遣い[4]や名称・呼称、制度、史実との整合性[4]なども考証対象とされる。歴史ドラマや時代劇について語られることが多いが、近代・現代を扱った作品でもこうした業務は必要とされる。
なお、過去の時代を扱った小説(歴史小説・時代小説)、漫画(歴史漫画)や絵画(歴史画)などを論じるに際しても「時代考証」の語が用いられることがあるが、本項ではドラマ制作における時代考証を中心として述べる。