日印関係
日本とインドの二国間関係 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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日印関係(にちいんかんけい、ヒンディー語: भारत-जापान सम्बन्ध、英語: India–Japan relations)では、日本とインドの両国間の関係について述べる。
インド発祥の仏教は6世紀に日本に伝わった(日本の仏教)。日本は仏教を介する形でインド文化の影響を受けた。近代以前の日本とインドの間には間接的な交易関係が成立し、インドからは繊維製品など、日本からは金属などが輸出された。直接的な交流が本格化するのは近代である。第二次世界大戦中、大日本帝国陸軍はイギリス軍との戦いで、スバス・チャンドラ・ボース率いるインド国民軍とともに戦った。インドは、2005年から日本のODAの最大の受益国の一つである[1]。インドと日本は双方の歴史における困難な時期において、お互いを支えあってきた[1]。
両国はインドの独立後も良好な政治的関係を保っている。ソニーやトヨタ自動車、ホンダなどの日系企業はインドに製造施設を持っており、インド経済の発展により、インドは日本の企業にとって大きな市場となっている。実際、日系企業の数社はインドに投資した最初の企業であった。インドに最初に投資をした最大の日系企業はインド政府との合弁企業であり、インド最大の自動車会社であるマルチ・スズキを設立した巨大な自動車企業スズキであった。
2006年12月、マンモハン・シン首相はついに日本を訪問し、「日印戦略的グローバルパートナーシップに向けた共同声明」に調印した。日本はデリー・メトロをはじめとするインドの多くのインフラ建設計画のための資金を援助した。2006年から開始されたインド人の外国語青年招致事業の志望者は歓迎され、2006年の開始には当初1人しかなかった応募枠は2007年には41人に拡大された。2007年にはまた、海上自衛隊がインド海軍やオーストラリア、シンガポール、アメリカ合衆国とともに行ったインド洋での合同軍事演習に参加した。2007年は「日印交流年」が宣言された年でもあった[1]。