屋上の狂人
菊池寛の戯曲 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
『屋上の狂人』(おくじょうのきょうじん)は、菊池寛の戯曲。京都帝国大学卒業を目前にした1916年(大正5年)5月に発表した一幕物で、それまでの筆名「草田杜太郎」を廃し、本名の「菊池寛」を用いた初めての作品である[1][2][3][4]。
概要 屋上の狂人, 訳題 ...
屋上の狂人 | |
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訳題 | The Housetop Madman |
作者 | 菊池寛 |
国 |
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言語 | 日本語 |
ジャンル | 戯曲 |
幕数 | 1幕 |
初出情報 | |
初出 | 第四次『新思潮』1916年5月号・第1年第3号 |
刊本情報 | |
収録 | 『心の王国』 |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1919年1月8日 |
初演情報 | |
場所 | 帝国劇場 |
初演公開日 | 1921年2月 |
主演 | 14代目 守田勘彌、2代目 市川猿之助 |
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狂人を無理やりに常人にすることが、必ずしも幸福になるとはかぎらず、狂人のままでいる方が幸福かもしれない、という逆説を主題にした作品で[2][5][6]、条理を超えた肉親間の情愛を描いた『父帰る』と並ぶ、菊池の戯曲を代表する作品である[2][6][7][8]。