尖圭コンジローマ
HPVによって感染する性行為感染症 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ、ラテン語: condylomata acuminata)または尖圭コンジロームとは、ヒトパピローマウイルス (HPV) の感染によって、口・生殖器・肛門に発症する性感染症である。ウイルスのうち主にHPV6型とHPV11型が原因となる(発がん性が低い種類)。俗に言うイボを形成する。形状としては、トサカ状、カリフラワー状に成長する。英語でGenital Wart(仮訳・性器いぼ)という。
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視認により診断されたり、検査では採取して鑑別される。治療には、軟膏や、液体窒素による繰り返しの凍結、外科的切除が用いられる。大きなものにはレーザーなどが用いられることもある。目に見えるイボは取り除いても、ウイルスが周辺部に残っていて、また新たなイボ形成する再発がしやすい[1]。予後に良くなることはあっても、体内のウイルスを完全に排除することは出来ないために完治は存在せず、体調が悪くなると再発する病である。そのため、HPVワクチンには2価「サーバリックス」(GSK)、「4価ガーダシル」(MSD)、9価「シルガード9」(MSD)があるが、感染前に4価か9価を感染前にきちんと接種しておけば男女とも子宮頸がんと共に予防可能であるため、男性もHPVワクチンを打つべき理由の一つとなっている[1][2][3]。