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日本の映画作品 ウィキペディアから
『子猫物語』(こねこものがたり The Adventures of Chatran 別題:The Adventures of Milo and Otis)は、1986年公開の日本映画(実写)。畑正憲が監督・脚本を手掛けた子猫の冒険映画。日本版とは異なる再編集されたものが日本国外でも放映された。
牛小屋の中で生まれた7匹の子猫。そのうちの一匹、茶虎の牡猫チャトランは、パグ犬のプー助と親友になる。春のある日、プー助とかくれんぼをしていたチャトランは川岸にあった木箱に入り、そのまま流されてしまう。あとを追ってきたプー助は木箱に襲い掛かるクマ[3]と格闘する。滝つぼに落ちながらも懸命に耐えるチャトラン。こうしてチャトランとプー助の冒険が始まった。
無事に陸に上がった空腹のチャトランは、キツネが獲物を土に埋めているのを見つけ、こっそり失敬する。プー助はキツネにチャトランの行方を尋ねるが、遊びに夢中になってしまう。馬の背中に乗せてもらったチャトランは、たどりついた線路であやうく汽車にはねられそうになる。夜の森では迷子の子豚に出会い、母豚と兄弟たちのもとに送り届け、乳をもらう。
なおも旅を続けるチャトランは、川でしっぽをたらして魚を釣るが、アライグマ[4]に横取りされる。ようやくプー助と落ち合ったチャトランは牛の牧場に侵入。プー助は生まれたばかりの子牛に群がるカラスを追いかけ、どこかにいってしまう。
チャトランは夜の森でフクロウから獲物の魚をわけてもらう。海辺でカモメの巣に近づいたチャトランはカモメたちに追われ、崖から海に転落。浜にあがったチャトランは番小屋の中で休む。そこへクマ[5]が入ってきて、チャトランを襲う。チャトランは箪笥の上から物を落として熊を追い払う。蛇に追われて木に登ったチャトランは、深い穴に落ちてしまう。そこへやってきたプー助はロープを穴に落とし、チャトランを引き上げる。
秋になり、プー助と家路に着くチャトランは、白い雌猫と出会う。プー助は、雌猫とよりそうチャトランを見て姿を消す。冬、雌猫はチャトランの子を産む。春、父親になったチャトランは子猫たちを連れて外に出る。プー助も父親となり、子犬たちを連れている。大地には命があふれていた。
1986年7月12日公開。
他、動物多数
対応機種はファミリーコンピュータ ディスクシステム。
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