大興善寺 (佐賀県基山町)
基山町にある寺院 ウィキペディアから
基山町にある寺院 ウィキペディアから
寺伝によれば、聖武天皇の勅願により、行基により創建された[1]。平安時代に円仁(慈覚大師)により中興されたとの伝承がある[2]。享禄年間の兵火(1530年ころ)によって堂塔は焼失したが[2]、天文11年(1542年)に当地を領した筑紫惟門が本堂を再建[1]、江戸時代に入り基山が対馬藩領となると領主の宗氏により堂宇の整備がなされ、寺領を寄進した[3]。
本尊は行基の作と伝えられる十一面観世音菩薩。秘仏となっており、12年に1度の午(うま)年にのみ開扉される[4]。直近では2014年の春に開扉された[5]。九州三十三観音霊場第4番札所及び九州四十九院薬師霊場第49番札所である。
本堂内に、元太宰府天満宮の本地仏であった十一面観音座像、不動明王立像、毘沙門天立像が安置されている。これは明治初期の廃仏毀釈の際に大宰府から招来されたと伝えられている[4]。
大正年間より本堂の裏山を造成しヒラドツツジを中心に5万本が植栽されており「つつじ寺」の別称がある。春の開花時期には観光客で賑わう。またモミジも多く植えられており、紅葉の季節には夕方ライトアップされる[6]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.