堀割川
横浜市の川 ウィキペディアから
横浜市の川 ウィキペディアから
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.
神奈川県横浜市南区中村町付近で中村川から分かれる。南に流れ、磯子区原町と磯子区磯子の境界から根岸湾に注ぐ。
中村橋から八幡橋にかけて、右岸に国道16号線が通る。川の上に首都高速磯子線を建設する計画があるが、本牧JCTが改良された現在では、実際に建設される見込みは低い。
地元住民の手で川岸に桜並木が作られ、今でもその一部が残っている。坂下橋付近の国道の下にはかつての造船所(ヘルムドック)の水門跡が残り、水運が盛んだった当時の様子を物語っている。横浜で唯一残っている物揚場がみられる。川沿いには中小の工場があり、現在でも一部で水運に用いられている。
1870年、横浜港と根岸湾とを結ぶ水運と、吉田新田埋立用土砂確保[1]のため、当時の神奈川県知事の井関盛艮が工事請負人を募った。吉田新田を開拓した吉田勘兵衛の子孫がこれに応じ、今の中村橋付近の丘陵を切り下げ、中村川から根岸湾まで運河を開削。その土砂で、当時の「一つ目沼」、のちに根岸線と横浜駅根岸道路の間の吉浜町・松影町・寿町・翁町・扇町・不老町・万代町・蓬莱町となる湿地帯の埋立を行った。滝頭波止場(現在は動物検疫所となっている)が大波で破損するなどしたものの、1874年に完成した。2010年度には土木学会選奨土木遺産に認定された[2]