城平 京(しろだいら きょう、1974年〈昭和49年〉6月15日 -)は、日本の小説家・推理作家・漫画原作者。奈良県出身[1]。大阪市立大学卒業[2]。
概要 城平 京(しろだいら きょう), 誕生 ...
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1997年、公募アンソロジー『本格推理 (10) 独創の殺人鬼たち』に短編「飢えた天使」が掲載される。1998年、第8回鮎川哲也賞最終候補作『名探偵に薔薇を』を創元推理文庫より刊行し本格的に小説家としてデビュー[1]。その後、漫画『スパイラル 〜推理の絆〜』(『月刊少年ガンガン』連載)の原作を手がけ、大ヒットシリーズとなる。2012年、『虚構推理 鋼人七瀬』で第12回本格ミステリ大賞小説部門受賞[3]。
筆名は平城京のもじり。海中無脊椎動物をこよなく愛する。自画像はクラゲ。
小説
小説 スパイラル〜推理の絆〜
- 小説 スパイラル〜推理の絆〜 ソードマスターの犯罪(2001年3月 エニックス)
- 小説 スパイラル〜推理の絆〜2 鋼鉄番長の密室(2002年3月 エニックス)
- 小説 スパイラル〜推理の絆〜3 エリアス・ザウエルの人喰いピアノ(2003年3月 エニックス)
- 小説 スパイラル〜推理の絆〜4 幸福の終わり、終わりの幸福(2004年3月 エニックス)
虚構推理
- 虚構推理 鋼人七瀬(2011年5月 講談社ノベルス)
- 虚構推理短編集 岩永琴子の出現(2018年12月 講談社タイガ)
- 収録作品:ヌシの大蛇は聞いていた / うなぎ屋の幸運日 / 電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを / ギロチン三四郎 / 幻の自販機
- 虚構推理 スリーピング・マーダー(2019年6月 講談社タイガ)
- 虚構推理短編集 岩永琴子の純真(2021年10月 講談社タイガ)
- 収録作品:雪女のジレンマ / よく考えると怖くないでもない話 / 死者の不確かな伝言 / 的を得ないで的を射よう / 雪女を斬る
- 虚構推理 逆襲と敗北の日(2021年12月 講談社タイガ)
- 虚構推理短編集 岩永琴子の密室(2023年2月 講談社タイガ)
- 収録作品:みだりに扉を開けるなかれ / 鉄板前の眠り姫 / かくてあらかじめ失われ…… / 怪談・血まみれパイロン / 飛島家の殺人
アンソロジー
「」内が城平京の作品
- 本格推理 (10) 独創の殺人鬼たち(1997年7月 光文社文庫)「飢えた天使」 - 編:鮎川哲也
- ベスト本格ミステリ2018(2018年6月 講談社ノベルス)「ヌシの大蛇は聞いていた」 - 編:本格ミステリ作家クラブ
- 非日常の謎 ミステリアンソロジー(2021年3月 講談社タイガ)「これは運命ではない」
漫画原作
- スパイラル 〜推理の絆〜(〈全15巻〉2000年2月 - 2006年1月 ガンガンコミックス) - 画:水野英多
- スパイラル・アライヴ(〈全5巻〉 2002年4月 - 2008年8月 ガンガンコミックス) - 画:水野英多
- ヴァンパイア十字界(〈全9巻〉 2003年12月 - 2007年4月 ガンガンコミックス) - 画:木村有里
- 絶園のテンペスト(〈全10巻〉 2010年2月 - 2013年11月 ガンガンコミックス) - 構成:左有秀、作画:彩崎廉
- 天賀井さんは案外ふつう(〈全4巻〉 2016年1月 - 2017年6月 ガンガンコミックス) - 作画:水野英多
- 虚構推理(2015年10月 - 講談社コミックス月刊マガジン) - 漫画:片瀬茶柴
- 雨の日も神様と相撲を(〈全3巻〉 2020年1月 - 2021年2月 講談社コミックス月刊マガジン) - 漫画:戸賀環
ドラマCD
- 岩永琴子は悔い改めない(2020年3月 虚構推理 Blu-ray / DVD Vol.1 封入特典)
- だから犬は登場しません(2023年3月 虚構推理 Season2 Blu-ray Vol.1 封入特典)