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土星状星雲[3](Saturn Nebula 、NGC 7009、Caldwell 55)は、みずがめ座にある惑星状星雲である。
土星状星雲 Saturn Nebula[1] | ||
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ハッブル宇宙望遠鏡による画像 | ||
星座 | みずがめ座 | |
見かけの等級 (mv) | 8.0[2] | |
視直径 | 0.690 × 0.580 分[1] | |
分類 | IV+VI ? | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 21h 04m 10.877s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −11° 21′ 48.26″[1] | |
赤方偏移 | -0.000155[1] | |
視線速度 (Rv) | -46.6 km/s[1] | |
距離 | 2000-4000光年(本文参照) | |
絶対等級 (MV) | 2.5-1 | |
物理的性質 | ||
半径 | 0.2-0.4光年 | |
他のカタログでの名称 | ||
NGC 7009,[1] Caldwell 55 HD 200516[1]、HIP 103992[1] |
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■Template (■ノート ■解説) ■Project |
小型のアマチュア用望遠鏡では緑色から黄色に見える。この星雲は、もとは外層を宇宙に向けて吹き飛ばす低質量星であった。中心の恒星は、現在は視等級11.5の明るい白色矮星である。 土星状星雲は複雑な構造の惑星状星雲で、その内部に、ハロ、ジェットストリーム、複殻、アンサ(ハンドル状の構造)、小規模フィラメント等、多くの構造を含んでいる。アンサは、中心の恒星から非放射状に広がっている[4]。
近くに標準光源がないため、土星状星雲までの距離は正確には分かっていない。Sabbadin et al. 2004は、距離を5200光年と推定している。1963年、O'Dellは距離を3900光年と推定し、この値から全体の直径は約0.5光年とした。
約55000Kと非常に温度が高い中心の恒星は青い矮星で、絶対等級+1.5と太陽の約20倍の光度で、視等級は11.5である。中心の恒星の二価の酸素イオンからの強い紫外線放射によって、特徴的な蛍光緑色の色合いが形成されていると信じられている。星雲全体の視等級は8で、視線速度は28マイル/秒である。
この星雲は、みずがめ座ν星の1度西に位置する。中央部は25秒×17秒で、外殻は41秒× 35秒に広がっている。表面の輝度が高い美しい天体である。
カルドウェルカタログやSAC 110 best NGC object list、RASC's Finest N.G.C. Objects Objects等多くの「観測に適した」天体を収録したカタログに掲載されている。
1782年9月7日にウィリアム・ハーシェルが、自宅の庭で自作の望遠鏡を用いて発見し、天体観測における彼の極初期の発見の1つとなった。土星状星雲という名前は、外見が環を持つ土星に似ていることに由来し、望遠鏡が進歩して土星のような外見が見えるようになった1840年代にウィリアム・パーソンズが名付けた。
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