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国際照明委員会(こくさいしょうめいいいんかい, 仏: Commission internationale de l'éclairage, 略称:CIE)は、光、照明、色、色空間などを規定する国際標準化団体。本部はオーストリアのウィーンにある。1900年に設立された国際測光委員会(仏: Commission Internationale de Photométrie)の後継として、1913年に設立された。
2023年からのCIE会長はカナダ出身のジェニファー・ヴィーチである[1]。
4年に1回、欧米の主要都市で定期大会を開催するのが通例であるが、1979年(第19回大会)は日本の京都で開催された。
日本もCIEの主要な一員であり、1927年に日本照明委員会(JCIE)が参画した。現在はその後継として、日本照明工業会(JLMA) のCIE国内委員会が参画している。
CIEはISO(国際標準化機構)およびIEC(国際電気標準会議)とは特別な協定を結んでおり、通常の規格よりも簡略的な手続きでCIEの規格をISOおよびIECに反映させる仕組みになっている[2]。
CIEには現在6つの活動部会があり[3]、各部会は技術委員会を設置している[4]。
第5部会、第7部会は現在活動していない。
1924年、2度視野における明所視標準分光視感効率 を定めた。
1931年、イギリスのケンブリッジで第8回会議を開催し、RGB表色系とXYZ表色系を定めた。XYZ表色系は、現在も色空間を表すために世界的に標準として広く使用されており、各表色系の基礎となっている。また、同時にCIE標準の光A、B、Cを定めた。
1951年、暗所視標準分光視感効率 を定めた。
1960年、CIE 1960 色空間を定めた。
1964年には、CIE 1964 色空間を定めた。10度視野における明所視標準分光視感効率 と等色関数(10度視野XYZ表色系)を定めた。また、標準の光にD65を追加した。
1967年6月、アメリカのワシントンDCで第16回会議を開催。各国の色彩関係者が集まった関係で、この期間中に国際色彩学会は設立された。
1988年、修正2度視野分光視感効率 を定めた。これは、CIE 1924 が短波長では値が低すぎることが分かったことから、1951年にディーン・B・ジャッドが改良版をつくり、それを1978年にVosが改良したものである。
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