副調整室
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副調整室(ふくちょうせいしつ)は、テレビ、ラジオなどの放送局における各種スタジオに設けられる機器類を操作するための操作室のうち、番組制作用機器を操作し、音声・映像等を調整するための操作室をいう。サブ・コントロール・ルームあるいは略語で「サブ」や「サブコン」などと呼ばれる。主調整室と対比されている概念であり、各番組の制作の実質的な中枢である。
もともとは放送を送出する主調整室(マスター・コントロール・ルーム。民放局の略語で「マスター」)と放送用の回線が接続されているものが一般的だったが、昨今は生放送ではなく収録による番組が多くなり、主調整室との放送用の回線が接続されていないものも増えている。法令上は異なるが、この場合の操作室も通称で「サブ」もしくは「サブコン」と呼ばれることが多い。また、全編中継放送(中継車やサテライトスタジオを使用)の場合、現地でCM送出(アンタイム制御)やテロップ付加などの操作ができず、演奏所でそれらを行う場合に使われる操作室は、通称で「受けサブ」または「リモートサブ」と呼ばれている。