写真学科
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写真学科(しゃしんがっか)は、大学での写真についての教育研究を目的とした芸術系の学科の一つである。専門学校にもあり、近年は写真学科という単独で専門的な教育研究だけでなく、映像や美術やデザインなどのメディア内の領域に細分化されている学校もある。
日本の写真教育は、1901年、東京高等工業学校(現東京工業大学)附設工業教員養成所の工業図案科で、写真教育が始まったことに端を発する。1914年、文部省令で東京高等工業学校の印刷製版の教育課程が東京美術学校へ移管されることになり、1915年、東京美術学校(現東京藝術大学)に臨時写真科を新設することになった。この臨時写真科は1923年に写真科へ改称され、1926年には、東京高等工芸学校(現千葉大学)に移管された。一方、1923年、小西寫眞専門学校(現東京工芸大学)が、日本で最初の写真専門の高等教育機関として、設立された[1]。