公認内部監査人
ウィキペディアから
ウィキペディアから
公認内部監査人(こうにんないぶかんさにん, Certified Internal Auditor, CIA)は、組織体の内部監査についての知識・技能を証明することを目的とする、アメリカ合衆国発祥の国際資格である。
公認内部監査人 | |
---|---|
英名 | Certified Internal Auditor |
略称 | CIA |
実施国 | アメリカ合衆国 |
資格種類 | 国際資格 |
分野 | 内部監査 |
試験形式 | CBT |
認定団体 | The Institute of Internal Auditors |
認定開始年月日 | 1974年11月 |
公式サイト | https://na.theiia.org/Pages/IIAHome.aspx |
ウィキプロジェクト 資格 ウィキポータル 資格 |
アメリカに本部があるThe Institute of Internal Auditors(IIA、内部監査人協会)が主催・認定する国際資格であり、1974年11月に開始された[1]。資格認定試験は、世界約190の国と地域で18の言語により実施[2]されており、日本では、IIAの日本代表機関である日本内部監査協会(IIA-Japan)が1999年11月より日本語での試験を実施している。日本における合格者数は2020年末までの累計で約10,000人[3]。
テストセンターにおけるコンピュータベーステストで実施され、通年で出願・受験が可能である。試験科目は以下の3つのPartに分かれている(2014年5月現在)[注釈 1]。
全科目の試験に合格し、かつ以下を全て満たすことが必要である。
公認内部監査人は、内部監査人としての知識や技能を維持かつ最新のものにし、内部監査の基準・手続・技法に関連する諸問題を常に把握し、その能力を向上・発展させる責務がある。このため、資格維持に当たっては、研修など既定のポイント以上の活動を行う必要がある。
IIAの認定国際資格には、公認内部監査人のほか、内部統制評価指導士(CCSA:Certification in Control Self-Assessment)、公認金融監査人(CFSA:Certified Financial Services Auditor)、公認公的部門監査人(CGAP:Certified Government Auditing Professional)、公認リスク管理監査人(CRMA:Certification in Risk Management Assurance)、Qualification in Internal Audit Leadership(QIAL)がある。このうち、CCSAはCRMAに統合され、CFSA及びCGAPは修了検定制度に移行することがIIA国際本部において決定されたが、修了検定制度の詳細は2021年現在では発表されていない[4]。 また、日本内部監査協会の国内資格には、内部監査士、金融内部監査士、情報システム監査専門内部監査士がある。