公現祭
ウィキペディア フリーな encyclopedia
「神現祭(テオファニー)」とは異なります。 |
「エピファニー」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「エピファニー (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
公現祭(こうげんさい、ギリシア語: ἐπιφάνεια, ラテン語: Epiphania Domini, フランス語: épiphanie, 英語: Epiphany)は、西方教会(カトリック教会・聖公会・プロテスタント諸派)において、異邦への救い主(イエス・キリスト)の顕現を記念する祝日。カトリック教会で「主の公現」とも表記される[1]。聖公会ではこの祝日のことを顕現日(けんげんび)[注釈 1]と呼び、対応する期節を顕現節(けんげんせつ)と呼ぶ[3]。「主顕節」などとも呼ばれる。
元は東方教会の祭りであり、イエスの洗礼を記念するものであった。4世紀に西方教会に伝わり、現在の公現祭/顕現日となったが、西方教会ではイエスの洗礼の意味が失われ、幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝が記念の中心となり、異邦人に対する主の顕現として祝われるようになった[4]。そして、イエスの洗礼の記念は、公現祭/顕現日の後日に祝われる。
正教会では東方教会における起源のまま、神現祭(しんげんさい、ギリシア語: Θεοφάνεια)もしくは主の洗礼祭(せんれいさい)と呼んでヨルダン川でのイエスの洗礼を記念し、三博士の礼拝は降誕祭で祭られている。
東方教会での祭については「神現祭」を参照
本項は西方教会における公現祭について詳述する。